【感想・ネタバレ】「いつでも転職できる」を武器にする 市場価値に左右されない「自分軸」の作り方のレビュー

あらすじ

著者は、PwC、マーサー、アクセンチュアといった世界的な外資系コンサルティング会社で
5万人以上のクビ切りを手伝い、その一方で、6500人を超えるリーダー、幹部社員を選抜してきた「人の目利き」

「いつでも転職できる」という武器を持っていれば、仕事は今よりずっと楽しく、ラクになる!

転職のテクニックだけでは先はありません。
「会社」「時代」「人」に左右されず、大企業、ベンチャー、副業、自由自在に、
自分らしく稼ぎ、活躍できるようになる1冊。

目次
1章「日本の転職」の前提が全て変わってしまった
・問1 売りになる強みや実績がみつかりません
・問2 残るべきかが、わかりません
・問3 「やりたいこと」や「好きなこと」で稼げますか?
・問4 「自分の市場価値」はどうすればわかりますか?
・問5 その会社で本当に活躍できるか自信がありません

2章 自分軸にあった市場を見極める
・自分軸の「市場」はフェーズ×場所で決まる
・市場の見極め方を知る
・場所別、市場価値のあげ方はこれだ

3章 自分軸で売れるキャラを確立する
・「自分のキャラ」の組み立て方を知る
・キャラの「素」を組み合わせよう

4章 自分軸で市場価値をつくれるようになる
・「大人の自己紹介」があなたの市場価値をあげる
・オリジナルな提供価値は資質に沿って設定する
・実績が十分でない時は、「やれそうだ!」という安心感を醸し出す

5章 自分軸で強くなる――転職しない時にやり続けること
・スキルは3階建てで組み替え
・ポータブルスキルの身に付けかたを知る

6章 永久保存版 自分軸で活躍する判断基準を身に付ける
・転職先を見切る基準を知る
・タイミングを見切る

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Posted by ブクログ

ネタバレ

良本ですね。転職を検討する際には再読必須!

・事業のライフサイクルで自分に向いているフェーズを見つける。導入期、成長期、安定期、衰退・再展開期。自分に合わないフェーズの会社に転職した場合、ストレスや周りから浮いた状態に。
→自分は成長期or安定期タイプのどちらかなぁ。
 会社はまさしく導入期中ですがw

・「①誰もが嫌がる」けど、実は「②向いていて得意」、という業務分野で「③未来永劫無くならない」ものが見つかれば最強

・同一業界内の別の職種を狙う。例えばITエンジニア→IT人事

・ライフラインチャートを作成。上がった時期や下がった時期に注目して自分の癖ややりたいことが見えてくる

・自己紹介は相手への提供価値を先に示すことで相手への興味を引く。過去/現在/未来を記載し、未来として何をやりたいか伝える。過去/現在は具体的な実績を中心に。

・提供価値は相手が喜んでくれること、困ってることを30個まず書き出す

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2019年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

学生である私には遠い話かなと疑心暗鬼で手に取ったがそんなことはなかった。私に必要な内容は前半部分に集約されていたように思う。

まずは、強みではなく、持ち味を見極め勝負すること。強みや長所では上には上がおり、不安を募るばかり。
その点ありがとうから自分の資質を抽出し、キャラをはっきりさせると、より自信が持てる。

そして、その山である程度成功し、出世したならば、その経験を持って上を目指すのではなく、横にシフトする。
ここにおどろかされた。

そして動いた山では以前の知識とは相容れない格差の大きな仕事に触れ、自分だけのキャリアを築く。

実に理にかなっていて、ぜひ実践できたらと思う。

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2019年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大人の自己紹介があなたの市場価値を上げる。

過去:価値を提供できる根拠となる役割や実績(実績、根拠)
現在:今どんな仕事をしているか(現在の役割)
未来:過去、現在を踏まえて、相手にどんな価値を提供できるか(提供価値)

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2025年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の実力が足りていないのか分かりにくいところが多かった。逆に言えば、スンナリ理解できるくらいになれるようにまだまだ知識と経験が必要と痛感した。

・強みで勝負するともっと強いヤツが出てきたら負ける。持ち味を見つけた方がいい。

・資質に合った仕事の方がラクに早く上達できる。資質を自覚しよう。

企業ごとに4つのフェーズがある。今どのフェーズにあるのか?そもそも自分はどのフェーズが合っているのか?を意識する。

・転職を考えていない時にもできること、やるべきことがある。

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2023年04月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新任の課長クラスの方に見せる職務経歴書を書く参考に購入(=今転職しようと思っているわけではない)。要所をメモしつつ7時間で読破。
全体的にいいこと書いてある(メモする箇所が多かった)。あとは実践してどうか確認する必要ある。
妙に発散して、結局自分の強味が何なのか分からなくなった→発散法は書いているけど、条件が少ない発散法で発散させるだけさせておいて、それより難しい収束法の話がないからかも。Business Model Youのが使えそう。

内容は簡単なので読めるけど、筆者の表現には時々難あり(下記)。
バッシングではなくて少し考えてみてほしいので書いてみる。

(1)ターゲット読者の想定がゆるい(&思い込みが強い):
冒頭やP42読者は"普通の人"という押し付け("普通の人"の具体的な定義をした上で、その定義に当てはまる人が対象ですと、冒頭で書くべき。若干不愉快)。
P60 私はやりたいことを書いてからページをめくった。それで後述、の向いていることを最優先する根拠が揺らいだ)。
メインの想定が経理や営業などでNG強味の例が人間性みたいなのばかり(この辺で、私対象外?と思い始める技術系研究職の私)。
P146資質は掛け算ではなく足し算(AND)で魅力を上げる。→掛け算がANDで足し算がOR。あと最初の方で足し算と宣言したページでなぜ別の演算法でないのか気になったので、その段階で書いてほしかった。ORでなくANDが大事というのが肝なら足し算や掛け算という概念は不要かと。
P181急にヨガの話になって、ジャンプしていると感じた。
P215でミレニアル世代を外から眺めるような書き方をしている(あ、対象外なんだと確信するミレニアル世代の私)。
P197誤字4行目「共通のため"で"」。レジの早打ちは専門性の例としてだいぶイマイチと思う…。技術的な専門性は過去の技術をベースに発展しているので、過去の技術が役立たないことはない。

(2)タイトル(要約)の言葉選びの改善に余地あり。
P87YesNoという言葉での分類は変。Noとか反対という言葉ではなくて、「裏を返せば」あたりが妥当。P135も同様。
P146「真逆な素質の組み合わせ」ではなくて「組み合わせると一見矛盾を感じる2つの長所を一方という言葉でつなぐ」などが妥当かと(逆ではないので)。
P229①は粒度の区別ができていない。前半と中身の合体が①に妥当。後半は③までの上位概念。

(3)ちょっと訴求性が足りない(本から意図的に省いた内容もあるかもだが)
数字や実績の事実ベースで実績を表現するように謳っている割に主張の根拠にそういうデータは少ないし、参考文献が少なくて驚き。ペルソナで相手のことを考えようと書いているのに、ターゲット読者の想定がゆるい。
P46 テクノロジーの変化で仕事がなくなるとあるが、テクノロジーをやっている人は問題ないのでは?
p99資質の例がたくさんすぎてどれを選べばいいか不明。P6(人は3つ以上選択肢があると選びづらくなる話)と逆行。

P111技術職でAIにとってかわられることはないのでは。なお取って代わられるような仕事をしている人がターゲットなら、はじめにそう書くべき。→これはそういう意味ではなさそう。アウトソースされるかもということ。
P134仕事頼まれない場合はどうやってありがとう要因を知るのか?

■まとめ
自分の市場価値を上げるには、向いていることを好きにする(やりたいことから考えない)。向いていて、儲かる仕事をする。事業のライフサイクル「導入」「成長」「安定」「衰退・再展開」のうち、自分にあっているサイクルに飛び込む。経営理念に基づくカルチャーとのマッチも。(まだ書けてないのある)
P6 人は選択肢が4つ以上あると選べなくなる脳科学
P31 強味を生かしたパーソナルブランディングは圧倒的な強さをキープし続け、アップデートし続けることが好きでたまらない人にしか通用しない。普通の人がブランディングする際に強味を基本にするのは危険。何を武器にするか?持ち味
持ち味は多数他者から共通して得られる「~で、ありがとう」の原因~の部分から抽出する。べき論はNG(現時点の実績でないため根拠にならない)。
P36 資質:同機、性格、価値観。図。
P39 苦労して時間をかけてちょっとだけ成長したものには愛着が湧いてしまう。捨てられなくなる。実はその人の資質に合っていることは意識しなくてもスイスイできてしまうので自覚していないことも多い。
P40 一生のうちで使うかわからない技まで習得するのは無駄。今の自分の生かし方を考えるのに集中する。
P44 キャリアはアップでなくてスライドする。ライバルがいないか少ないアウェイにスライド。アップはレッドオーシャンになる。今の市場で一人前になったら勇気を出して次の山に進む。
P48資質はだれもが複数持ち合わせ、キャラが成立している。①相手に対し、他の人とは違う自分独自のありがとうを引き出す②みんなが不得意なありがとうを拾う
P50 自分の資質のひとつひとつを上手く足し、生かしきる。勝とうとするとストレスが溜まって疲れる。
P53 時代や世間がどう変わっても自分で自分の居場所を切り開き、仕事をつかみ、自分らしく生きていくこと
P58 向いていることに絞る。やりたいことは本心から出ているとは限らない。※意味不明。
P63向いていることを探すために資質を知る。多動力を使わない。
P64実際にやって長く続いたことも下手の横好きの可能性がある。あと資質の強さ×スキル向上環境が揃う必要がある。その業界の市場特性を考慮し、ちょっとずらすことはできるが。
P66苦労した自分の時間と労力を無駄だったとは思いたくない。資質に合っていないものは捨てよう。
情報として知りえたやってみたいことの中から資質に沿った向いていることをやってみること。
市場価値を上げる要因:①どこで働けるか(儲かりやすさ、安定性)②どこに動けるか
P76 向いていて儲かることをやる→自分を高値で売れる
P78事業のライフサイクル「導入」「成長」「安定」「衰退・再展開」のどのフェイズに自分があっているかを知る。そこから出ると死ぬ、
P80事業のアイデアを生み出すことと、成長させる人材は異なるbyメルカリ。
P84仕事と会社のカルチャと自分の資質がフィットするか見る。カルチャーとフィットするかは経営理念にYNをつけて落とし込んで判断する。
P87会社の経営理念には、実際には実現できていない理想を書いていることも多い。次でYN判断する:①自分の資質に合っているか?②本当にその判断基準通りに意思決定しているか。経営理念の逆(というか、みんなで決めるに対してトップダウンはないみたいなの)は何かを考えると骨格が見えてくる。全項目でこれをして一貫性があるか矛盾がないか確認。その判断軸であっているか直球質問で確認する。そのうえで自分にとってYesNoを考える。「みんなで決める文化」なのに「イノベーション」があるのはやばい。
P109経営者がどのフェイズ向いているのかをチェックすること。P99の図参考
P135資質を洗い出し、ダークサイドに光を当てる(⇒オリジナルな個性を打ち出せる):
(a)人より楽に飽きずにできることを書きだす
(b)自分の欠点やコンプレックスを書き出し、いい意味で置き換える
(c)心にひっかかること、ざわついたことを書きだす。 しょぼくてもとにかく書き出す。

(a)のできる理由を書きだす。
(b)苦手なことを書きだす。→苦手なことの反対を書きだす(※反対というか、いい意味でと捉えなおす)。
(c)日常でイライラしたことの中身を見つめる(敏感さなど)。叱られたことを見つめる(他人との相違点)。③落ち込んだり嫉妬したりした理由と向き合う(一番大事にしている資質)。

P146資質は掛け算ではなく足し算(AND)で魅力を上げる。
組み合わせると矛盾を感じる2つの長所を一方という言葉でつなぐと書けばよい。
長所はありがとうの声のエッジを立てるように資質を足すこと。

P150ハロー効果。顕著な特徴に引きずられて他の特徴の評価もゆがめられること。これをポジティブに生かす。
P154資質は根拠を実績で示す。実績は数字と名詞が必要。形容詞ではだめ。いつでも言えるように暗記しておく。人は考えながら喋ると形容詞ばかりになる。ライフラインチャートを書いてみる。上下変動の中でエポックメイキングだった出来事を書く。乗り越え方のパタンが見えてくる。資質とリンクしている。各資質がはじめて発揮されたと思えることを書きだす(=するするできたこと)。葛藤があったことも書き出す。

P160選んだ解を正解に変えていく。
P164提供価値を示すとともにその根拠となる実績をセットで示す必要がある。
P166大人の自己紹介:提供価値を先に示す168
・過去:価値を提供できる根拠となる役割や実績
・現在:今どんな仕事をしているか
・未来:過去、現在を踏まえて相手にどんな価値を提供できるか
P169自分の過去現在未来を整理→相手に応じて提供できる価値とその根拠と実績を整理→現在未来過去の順に伝える
P171相手が喜んでくれそうなことを30個書き出す。とにかく数出す→自分の実績から該当しそうなものを書きだす。(実績は3つまで。多いものは他のライバルと被ることが多い。上位5項目は世界日本業界一でなければ一旦無視する。意外性が必要。実績の要因を考察し、ノウハウを抽出。ノウハウを獲得した背景を考察。
P178相手の特になりそう、損を回避できそうなことを数多く出し、オリジナルなものを見つける。
P180実績不十分なときはやれそうだという安心感を醸し出す。過去現在未来に一貫性を持たせることにより。
P184①他の人がアピールしそうなことを切り捨てる②相手の立場でどんな価値を出してほしいかを考える③相手がその価値を頭の中でイメージできるエピソードを切り出す
P188スラッシャーとして人生の局面で自分のカードを組み替える。プライベートまで含め、一芸秀でたものを組み合わせていけばいい。ただし本業レベルのものだけ。太刀打ちできないのは組み合わせたり工夫してもいい。
P194大事なのはポータブルスキル:業種職種時代背景にとらわれない能力。どの組織でも仕事を前に進めていくために必要な共通能力。
P197ポータブルスキルは資質に合うものと合わないものがあるが組織階層によって共通に求められるので合わないのも無視できない。必要なものはその都度取り入れる。
P208想定外の変化への慣れ。
P209どう馴染み、どう学び、どう機能し、どう影響力を発揮するか。
P213クリティカルシンキングや論理的思考は必須になるのに、後天的に時間をかけれなできるは資質が向いていないと苦労する
P214課長まで:今起きている問題を解決、部長:今を未来につなぐ、経営者:未来を描く

P215失敗を利用すること。失敗から学べない人は自分の能力のせいにしがち。能力が高い人は次に生かす。できること、うまくやれることだけをやっていると、失敗を受け止めて学ぶ力が弱まってくる。
P228他人にどう見られた以下という自我が正しい自己認識をゆがめる。
P229普段の接点も利害関係もない他人同士で目標を立て合う
①状況説明したうえでの、自分だったらこうする意見
②説明は絵でする。対話で話す。
P252できるところまでがんばらない。期限を決める!そうすることであと〇年で△ができるようになるために何をすべきかと考え始める。

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2020年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の強みややりたいことではなく、「向いていること」をやる

自分が「ありがとうの声」を集めると自分のキャラがわかる

自分の心がざわつくこと、欠点や嫌いなところを好きになり、武器にする

相手が喜んでくれそうなこと、困っていそうなことで、該当しそうな実績を書き出す

その中から根拠となるようノウハウを整理する

キャラや資質を照らし合わせるとともに過去、現在、未来でまとめる

実績は十分でないときは、一貫性のある過去、現在、未来で伝えると未経験でも「やれそう感」が出る

他人の思考回路を手に入れる

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2019年09月07日

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