あらすじ
人間の記憶をレコーディングし、他人にもわかるよう翻訳する技術を生みだした会社・九龍。創業者の不二が病に倒れてからも事業を拡大し続けていたが、記憶データをめぐって起きたいくつかの事件により、世間から非難と疑いの目が向けられていた。九龍に所属する記憶翻訳者の珊瑚は、恩師の不二と大切な居場所である九龍を守るため、真相を探ろうとするが……。デビュー作『風牙』に連なる中編集。/解説=森下一仁
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Posted by ブクログ
風牙の続編。
設定を説明しつつ、暗闇の中に明かりをともすように、不自然ではなく、ひかりに促されるまま視点を動かし、見えるものに驚くような読書体験。どうしたらこんなすごいお話が作れるのだろう。