あらすじ
京都旅行で亡き祖母ゆかりの老舗料亭を訪れた明梨。そこで、突然番頭に「大旦那様の遺言で、あなたが料亭の跡継ぎです」と言われる。料亭の三兄弟から婿を選べと迫られ断るけれど、なりゆきで若女将をすることに!?
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Posted by ブクログ
真っ直ぐすぎて不器用な明梨。生きづらそうだな。と言いたくなるほど不器用なところはあるけれど、この真面目さのお陰で信用されたり、味方が増えることも多いと思う。新しい環境、しかもかなり不思議なことが状況でも自分のやるべきことを考えられる明梨を応援したくなる。和をかけて不器用な和樹にも頑張ってほしくなった。
Posted by ブクログ
人間相手の客商売もあやかし相手の客商売も簡単にはいかない。
突然沸いた結婚話に若女将にあやかしをもてなす料亭の復興……思いのほか主人公に降りかかった使命はかなり重い。
しかも、ぽっと出の若女将だから、店のメンバーには軽んじられるし妨害を受ける始末。
そんな逆境の中、三兄弟を一人一人実績と説得で味方につけて(思いのほかお兄さんが落ちるのが早かった……びっくり)最後には何とか居場所を見つけられたようでよかったです。
自分なら、あんな状況とっくに折れてる。
結婚話については、三兄弟からそれぞれに何かしら思いを寄せられているようですが、決着は付かず。
あやかし相手の商売も、結局主人公の足元固めが先行して、結局一人しかおもてなしできなかったから、少しその点は物足りなさも。
仕方がない状況だったとはいえ、あやかし料亭らしい話をもう少し読みたかった気がします。
現状、印象的なのが、例の狐のもふもふっぷりばかりというのが勿体ない……でも、もふりたい。