あらすじ
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燦然と輝く発見・発明にも、必ずあった「行き詰まり」。本書は、そんな苦難を乗り越えるきっかけとなった、科学者達の「ひらめきの瞬間」に焦点を当て、ビジネスパーソン向けに紹介しました。ピタゴラスから山中伸弥まで、各時代の天才達が導き出した「論理的ひらめき」を豊富なイラストで解説します。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これまでの科学史の中で科学者が新しい事の発見に至った、「ひらめき」に関してをまとめた本。
詰め込みすぎと言う人もいたが、「図鑑」なんでこれで良いかと思う。図鑑なのに少ないのはそもそも図鑑ですらないからね。
個人的に誰がいつどんな研究でどう考えたのかが書かれていたので、非常に参考になるなと思った。
人は思考したつもりになりこれ以上やれる事はない、というバイアスがかかると抜け出せなくなる。そこで、こういう本からヒントを得て仕事に活かせるのではないかと思う。
中には微妙…なのもあったけど、それはそれでエピソード含め面白いから良し。
Posted by ブクログ
独学大全公式副読本より。
どんな発見・発明にも情熱を傾けた先人がいたことを再認識。
彼らのドキドキわくわく感や、時に大変だった出来事が読みやすく書かれていて、気軽に楽しく読める本でした。
この本をハブに、興味を持った分野の参考文献などを読み進めて、知識を深めたいなと思いました。
Posted by ブクログ
NHKの「フランケンシュタインの誘惑」が好きで(Eテレ全般が好き、教育者や製作者の気概を感じる)科学史の面白さを知った。
本書は科学者の一般的な功績を知ることができる。
もちろんたくさんのエピソードがあって、そこを凝縮してはいるのだが、
もっと知りたければ巻末の参考文献も是非読みたいと思わせる内容だ。
文系だから、なんて思っていたらもったいない!
ビジネスにも、教育にも、つまり普段の生活に使えるヒントが詰まっている。
元素の周期表を作ったメンデレーエフは、それを居眠りの中で思いついたという。
ニコラ・テスラはゲーテの詩から磁界を回転させることをおもいつき、欠点を長所にかえた。
アラン・チューリングのプログラムというアイデアは、今私が(これを書くのに)使っているアプリに応用されている。
ノイマンはコンピューター概念を作り、普及させた。
そこには違う分野で手を組む、という発想があった。
マウスを発明したエンゲルバートは、昔習った情報を活かした。
ナイチンゲールは今や当たり前の「統計」を活かして説得をした。
どれもこれも、過去から習って未来に繋げられる。
イラストも多く、各科学者の紹介は統一されていてみやすい。
戦争に必要だったから、戦争で伸びた技術というものも多い。
こうしてみると技術とは表裏一体で、如何様にも使えるものだということを感じることができる。
一方で、ここで示される科学者以外にどれだけ無名の人が研究をしてきたことか。
無名の人々は、しかし科学史の中の屍ではない。
皆が受け入れたことで科学は進んだのだ。
そのことにも、思いを馳せずにはいられない。