【感想・ネタバレ】蘇える金狼 野望篇のレビュー

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Posted by ブクログ 2019年04月02日

大藪春彦『蘇える金狼 野望篇』角川文庫。

言わずと知れたハードボイルド・アクション小説の金字塔。大分前に既読であるのだが、この度角川文庫から復刊されたのを機会に再読。

昭和の高度経済成長期の雰囲気と時代を感じる表現は今読むと何故か新鮮さを感じる。

東和油脂 経理部に勤務する朝倉哲也は壮大な野望...続きを読むを実現するために、会社では大人しい羊の姿を演じていた……

冷静に読み返してみると、朝倉哲也という人物は今で言うところのサイコパスなのであろう。自身が勤務する会社の社長や役員らの目に余る腐敗ぶりを知るや、会社を我が物にしようと肉体を鍛え上げ、活動資金を不法に調達し、目的達成のためにヤクザやその関係者を虫けらの如く殺害するという凄まじいまでの冷徹さ。

刊行当時としては、かなりハードな作品として受け入られたのだろう。

さて、次は『完結篇』だ。

本体価格880円
★★★★

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