あらすじ
最初は宅配のみだったパン屋「三日月屋」も、駅前の赤いトタン屋根のお店になってから、季節ごとの数々のおいしい魅力的なパンを生み出してきました。くるみさんの成長とともに歩んできた「三日月屋」が、もうすぐ10周年を迎えようとしています。どんな催しをするか悩んでいるくるみさんのもとへ、今日も、不思議なお客さんがやってきました。「つるばら村」シリーズ完結の第10弾
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Posted by ブクログ
つるばら村シリーズ、ついに最終巻!
もちろん最後は、パン屋のくるみさんの話です。
私の実家は岩手県に近い宮城県なので、読んでいると懐かしい景色や空気を思い出すことがよくありました。
今回登場した「がんづき」は私も大好きで、コロナが収まったら宮城へ食べに帰りたいです(私は黒いがんづきと同じくらい、白くてしっとりしたがんづきも大好きです)。
このシリーズを読み始めた頃は、子供が1人では読めなくて読み聞かせをしていましたが、今では苦もなくスラスラと読めるようになりました。
これからは茂市さんの他の本も読んでみたいです。
Posted by ブクログ
つるばら村シリーズ10冊目、
くるみさんのパン屋さん「三日月屋」も10周年、
そして シリーズ完結巻です。
田舎の小さなパン屋さん。工夫をこらし、季節の味を焼き込んだパンは、人間だけでなく ちょっとかわったお客さんたちをも魅了します。大きな事件はないけれど、パンのように あたたかくてやさしい物語が終わりかと思うと寂しい。
作者は岩手県宮古市茂市(旧・新里村茂市)出身。つるばら村も、ふるさとの村がイメージとなっていたとのこと。いつまでも残したい`日本のふるさと`だなあ。
「白神こだま酵母」ヒントのパン、岩手の郷土パン「がんつき」・・・美味しそう。