あらすじ
「あんたにとって、新選組は何だったんだ」「夢さ。お前と一緒だ、歳」新選組局長近藤勇を支える、「鬼の副長」土方歳三。なぜ彼は「鬼」と呼ばれるようになったのか。『燃えよ剣』から半世紀。新世代の歴史作家による新選組小説最前線。
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Posted by ブクログ
総司の夢と合わせて読むべき作品。
土方もまた新選組の一人であり、その中で生きていったと感じた。
また総司の夢と読むとパズルのピースが合っていくように、小松エメルという作家が描きたいと思う新選組が見えたように思う。
これから永倉などの作品も書かれるそうなので、さらに期待している。
Posted by ブクログ
土方歳三と言えば後にも先にも超メジャー「燃えよ剣」が存在するわけでその向こうを張るとなると並大抵なことではないのだがそんなことも易々と乗り越えてしまうのはエメルさんの強い新撰組ラヴ❤️の気持ちなのだろう。
鬼の副長が自らの優しさを封印し鬼に成らざるを得なかった所以はもとより沖田にからかわれ斎藤に毒づかれるどことなく中間管理職的な人間味ある切り口は新鮮で新たな魅力を見せつける。
ラストは足早になってしまったがたったひとり近藤との奇妙な友情に殉じる姿にはあしたのジョーの感動が甦る。
燃え尽きたよ…真っ白にな
Posted by ブクログ
初読みの作家さんでした
今まで読んだ #新選組 のお話とは
感じが違うんだけど
面白く読めました。
土方さんが近藤さんを鬼だと思ったまま
新選組を支え、不仲と言われていた
山南さんとウマが合ったり。
終始あんなに悩んでいる
土方さんはある意味新鮮でした
個人的には大好きな伊庭八郎さんも
出てきたので嬉しかった!