【感想・ネタバレ】神とは何か 哲学としてのキリスト教のレビュー

あらすじ

科学万能の現代に、なぜこのような「時代遅れ」の問いが発せられなければならないのか? だがしかし、本当に、「神」の問題は哲学的にはすでに解決済みなのか? 人間存在の根源に迫る、齢90の碩学からの、近代人への挑戦状。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「神とは何か」と問うことは「自己とは何か」という問いと似ている。このような知恵の領域を神秘と置き、神秘を求める姿勢の必要性から哲学的にキリスト教について語っている。自己認識をする試みは最終的にきわめて形而上学的探究であり、これらを考えていく上で「神について」という問いに行き着くのだろう。内省を行うことは善き人間を目指すことに繋がると思うが、そこから人間について考えると、表現的に点が全体になるということなのだろうか。知恵を求める姿勢の大事さをメッセージとして受け取れる。書籍後半は知識が無いと難しい。

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2024年07月21日

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