感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
本作はミステリー形式の人間ドラマという表現が適切かもしれませんね。
ミステリーやホラーに登場する遺体バラバラ事件はえてして猟奇的なものや恐怖を演出する為だけの場合が多いが、本作では重要な必然性がある点が他の類書と趣を異にする。
音楽を中心にした本作の金か芸術か?芸術家と芸人の違いはなにか?など身につまされるトピックスが描かれている。
小説という形式は時に優れた哲学書や啓蒙書以上のインパクトを与えることがあるが、本作もそういうタイプの作品だったと思う。
勿論ミステリーとしての醍醐味もあるが、それだけじゃない作品として多くの人にお勧めしたい。
Posted by ブクログ
B
知り合いに勧められたから
ROMMYという歌手が殺される話。
歌野2冊目。
もう一歩!
完成度が高い。著者のレベルは高いと感じるが、凄い!と思うにはもう一歩何かが欲しかった。意外性のない優等生作。
というか、サスペンスだからか?
ミステリというほど、謎解きはしていない。
もう一冊、著者の本を読みたい。
一捻りやクセを入れてきたら、この著者面白くなるなと思った。
Posted by ブクログ
今読み終えると「おお!」って話だけれど(驚いているんだよ)、でもこれが元々出版された95年だと「おおおぉぉぉ!???」となっていたんだろうか。
いやー。私はもう最初のビックリで「え?どういうこと?」ってなってましたよ。最後まで驚かされた。
Posted by ブクログ
カリスマ歌手ROMMYがスタジオで殺された。
その日海外大物アーティストの収録があったため
スタジオの出入りはタイトに警備され
非常口はオートロックである。
つまり外部犯ではない…と気づいたカメラマンは内部犯を疑う。
そして目を放した隙にROMMYがバラバラ死体となった!なぜ!
という確かに驚くがちょっと天外かなー作品。