あらすじ
意識を取り戻した時、普通の高校生・阿佐ヶ谷真は、なぜか宇宙戦艦のAIになっていた。当の戦艦は敵に包囲され僚艦もわずかという絶体絶命の大ピンチ。しかも艦長は儀礼的に乗艦していた皇族でお飾りの少女。AIとなった真は「人間」でもある自分の特性を活かし、生き残るため斬新な戦術を駆使して撤退を試みる――。「小説家になろう」発の作家が描く「まだ誰も見たことのない最強の撤退戦」がここに始まる――!
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まったく新しい転生もの
詳細は省くが、前半は普通に宇宙戦艦戦闘ものでSFだった。しかし後半からなぜ人間が戦艦のAIに転生したのかという問題について説明される。その理由として哲学的思考を持ち出したところが、他のありふれた転生ものになくおもしろかった。1巻においてはご都合主義的なところがなく、そういった意味でつまらなく感じることはなくよかった。100円という安さなので1巻だけでも一読すべし!
二転三転を楽しめました
戦艦のAIに転生した少年がお飾りの艦長の少女を助けて無双するお話とのことでしたが、これが読み進むにつれ、二転三転…ほほう…こんな展開をしますか…と、一気に読ませて頂きました。
正直、ロストテクノロジー満載のAIが登場する1999頃のとあるアニメを彷彿とさせる所があり、そこを楽しんで読み進めていた所もあったのですが、古のレンズマンの頃の堅めのSF調を感じさせてくれる所もあって、率直に面白いなと思えました。
星が一つ欠けてしまったのは、場面が所々前後に飛ばしすぎて、映像の無い小説では少し分かりにくかったのと、少しだけ変換ミスをそのまま載せてしまっていたので、誰か販売前に気づいてあげてよと思ったからです。
次刊を楽しみにしています。
期待できる作品
宇宙を舞台にした作品が減ってきたように感じる今日この頃、期待できる作品に出会えました。
1巻を読み終わりましたが面白かったです、この先どんなふうに展開していくのか楽しみです。