【感想・ネタバレ】少子のレビュー

あらすじ

このままいくと西暦三五〇〇年には日本の人口約一人。この社会の大問題に、多少の罪悪感はあるものの、「別にほしくないから」「痛いから」「生活を変えたくないから」「面倒くさいから」と言ってはまずいでしょうか。誰も口にしなかった本音で〈出産・結婚・女の人生〉と〈少子化〉の核心に迫る、傑作エッセイ。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

*このままいくと西暦三五〇〇年には日本の人口約一人。この社会の大問題に、多少の罪悪感はあるものの、「別にほしくないから」「痛いから」「生活を変えたくないから」「面倒くさいから」と言ってはまずいでしょうか。誰も口にしなかった本音で「出産・結婚・女の人生」と「少子化」の核心に迫る、傑作エッセイ*

なんとコレ、2000年刊行なんですと!今から18年も前ー!!
その頃から全くブレない酒井さん、大好きです♡
巻頭の、”「赤ちゃんが欲しいなぁ」などと思ったことが、一度もありませんでした。”から飛ばす飛ばす。子持ち国との戦い、男性の妊娠代行、などなど、ユーモア溢れる毒もたっぷり。とにかく痛快です!

0
2018年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

実におもしろく読めましたなぁ!

初めは、このタイトルと、酒井さんが結婚・出産されていないというところから見て、たまにある経産婦に対しての「結婚、出産したからっていい気になるな」的な話かと思ってましたが、全然そうではありませんでした。
日本の少子化について語ったエッセイです。

「このままいくと西暦3500年には、日本の人口は約一人」なんだそうですよ。
一人か…。
少子化が進んでいるその「理由」を、自分自身のことも含めて書いてあり、その後「対策」として「こうしたら出生率上がるんじゃない?」ということが書いてある。
それがまた極論なんだけど…(笑)
最初は、「痛いから」とか「うらやましくないから」とか、子供を産んだ経験のある身としては「な、なんだよぅ」と思ってしまいたくなるような話もありましたが、それ以上に「なるほど〜」とか「わかるわかる!」と思うような内容がたくさん。
特に「シャクだから」の章が「そうだそうだ!」と拳をつきあげたくなるような内容でした。
時々出てくるグラフについている酒井さんのコメントにクスリとさせられました。
それにしても丙午の時って、本当に出生率がガクーッと下がってるんですね。
時がたったらまた読み返して「そうだそうだ!」という気分になりたいような、そんな本でした。

0
2011年08月12日

「エッセイ・紀行」ランキング