【感想・ネタバレ】カエルの歌姫のレビュー

あらすじ

「アイドル志望の女子を紹介してくれ」校内放送で学校のアイドルをプロデュースする企画を立ち上げた幼馴染から、そんな相談を持ちかけられたぼくは、動画サイトに歌声を投稿している知り合いを紹介する。しかしその「知り合い」雨宮かえるには、とある秘密があって――誰にも言えない願いと初めての恋に揺れる少年の、さわやかなジュブナイルストーリー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わった。

追記でネタバレレビューを書くと思う。ので未読の方はご注意くださいm(_ _)m

ま、まずは、あたりさわりのない感想から。

ライトノベルではなく、児童文学のカテゴリでサブカルについて書かれているのは、新しい。

時代を反映しているんだなぁと思った。


**        **

さてさて、ネタバレ追記である。

ジェンダーマイノリティについて、かなり考えさせられた。

主人公のハナこと花咲圭吾は、男性という性別に違和感を持っている少年である。

花咲圭吾=雨宮かえるということがわかった時の、堀井くんの反応にである。

雨宮かえるを少女として、本気で好きだったからこそ、正体を知った時に圭吾に、とてもひどい言葉を浴びせかけた。

騙された、と堀井くんは感じたのだろう。根底には、同性愛嫌悪感があるような気がする。

異質なものに対する過剰な攻撃、そういったものは、立場が変われば(大多数側に立てば)たやすくやってしまう。わたしもまたそうだ。

そういう自分を自覚して、諌めていかないといけないと思った。

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2011年10月23日

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