あらすじ
「監督の仕事の8割は選手に何をどう伝え、個人の潜在能力を引き出すかです」。名古屋グランパスをJ1昇格に導き、川崎フロンターレ初優勝の基礎を作った智将が初めて書いた、楽しくて強い組織づくりの教科書。サッカー好きのビジネスマン必読! 「人のせい、物のせいにさせない」「伝えすぎずに考えさせる」「怒るのは仕事だけ、人格は絶対否定しない」「体に限界はあっても、頭に限界はない」。名言満載です。
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Posted by ブクログ
・人のせいにするな。物のせいにするな。
・相手の人格、尊厳を否定しない。否定してもよいのはプレー(仕事)だけ。感情がもつれていれば、伝わることも伝わらない
・「頭の中を変えようと」という意思があるのは、自分で考えている人間だけ
・自分に向き合っていない相手は「伝えない」ほうが伝わる。見つめているなら伝えても「伝わる」
・自分で考えさせないと結局は伝わらない
・継続と刺激によって技術は高まる。拘れば拘るほど自分に向き合い始めていく
・サッカーは自分の意思でやるもの
・選手に考えさせるならば、まず指導者が考えなければならに
・短い時間で伝えれば、信頼されていると思われる。
・好きな事と真剣に一生懸命取り組むこと、それが楽しむ事
・失敗は気づかない事、やろうとしない事。気づかせ、やらせる。日々、それらを伝えるのが指導者の最大の仕事
Posted by ブクログ
名古屋グランパス監督風間八宏の考える「伝え方」。
ドイツでの選手時代、大学の監督時代、フロンターレの監督時代、そしてグランパスの監督としての1年のエピソードを交えながら。
「止める、蹴る」「攻撃サッカー」インタビューだとぶっきらぼうに映りがちなやっひーの本音に迫れる一冊です。
Posted by ブクログ
選手には、まず、自分と向き合わせる。
自力で考えなければ伸びないと言う。
指導者は、選手を見て、「伝える」「伝えない」のどちらが有効かを選択する。伝える際は言葉選びが大切と言う。
結局、指導者も、考え抜くことが必要と気付かされる。
Posted by ブクログ
他人は変えられない。
その中で意思統一を図って勝利に導かねばならない監督が取り組む、気づかせることとやらせること。
何を伝え、何を伝えないことで、組織の色を変えていくのか。
とても面白い本です。
ただ、すでに自分と向き合えている人向けの部分が多いかもしれない。
結局ゴールが見えていないと、何をどうすればいいのかはわからないまま。
それを提示するのが引っ張る者の役目だし、そのためにはやはり自分と向き合って、見据えるものを探る必要がある。
自分と向き合うと「I」の話ばかりになると感じているが、これが指導者となると1人1人に向けての「You」になるんだなと思った。
どちらにしろ結局、それ以外の相手とか状況とかは些細なこと。
質問されたりすると待ってました!という気持ちになるのわかるなぁ。
認めさせていくのを楽しむ感覚とか、会社員時代を思い出しました。
Posted by ブクログ
言語化するのが凄く上手い方。
やはり指導者は、
自分の考えをしっかり伝える力が必要。
特に流行りの横文字を使わず、
本質をわかっているからこその芸当。
仕事でも参考になります。
わかっているようでわかっていない
横文字たくさんあります。