【感想・ネタバレ】紙コップのオリオンのレビュー

あらすじ

橘論里は中学2年生の男子。母親と、血のつながらない父親と、妹・有里と暮らしている。学校では、開校20周年記念の行事をやることになり、論里は実行委員にさせられる。校庭に描くことになった冬の星座に思いをはせながら、論里は自分と自分をとりまく人たちのことを考えはじめる。生まれるときも死ぬときもひとりきり。だけど、だれにも迷惑かけずに存在できるものなんか、どこにもない――。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

母親が書き置きを残して度に出てしまった父子家庭の、四季がめぐるまでを描いた爽やかなYA作品。
明るい母がいなくなった3人での暮らしで生活力をつけていったり、学校の創立20周年記念行事の実行委員になったりと、そんな中で自分も含めた周りの人々を見つめなおしていく主人公の論理くんがとても好印象だった。
い気持ちを寄せることになる白ちゃんの名前の由来や、天真爛漫な妹ちゃんの言動には胸打たれるものがある。
ラストの冬の凛とした寒さに映えるキャンドルナイトもロマンチック。

0
2013年11月15日

「児童書」ランキング