紙コップのオリオン

紙コップのオリオン

小説・文芸
1,265円 (税込)

6pt

橘論里は中学2年生の男子。母親と、血のつながらない父親と、妹・有里と暮らしている。学校では、開校20周年記念の行事をやることになり、論里は実行委員にさせられる。校庭に描くことになった冬の星座に思いをはせながら、論里は自分と自分をとりまく人たちのことを考えはじめる。生まれるときも死ぬときもひとりきり。だけど、だれにも迷惑かけずに存在できるものなんか、どこにもない――。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    紙コップのオリオン
  • タイトルID
    :
    60008351
  • 電子版発売日
    :
    2018年02月02日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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紙コップのオリオン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    うわあ〜とてもいいお話だった。何かに真剣に打ち込むって素敵だな。みのりおばさんも、ましろのお母さんも良いことを言う。大切な人が居なくなってしまうのは「いつか」。でもそのいつかは突然やってくる。その突然を家族と乗り越えて、尚且つ学校行事でも周りと力を合わせて成功に持っていった論里の成長が素晴らしい。良い経験をしたね。中高生向けの本だけど、大人が読んでも読み応えがありました。

    0
    2022年07月31日

    Posted by ブクログ

    奇妙な置き手紙を残して出て行った母親、血のつながらない父親、その気はなかったのに選ばれた記念行事実行委員、学校に来ない幼なじみ。中学生の論理の日々は当たり前だけど当たり前には過ぎていかない。

    物語は論理の目を通して書かれます。一人称の物語は語り手が知らないことは書けない。語り手が他者に踏み込まなければ、他者の心の中はわからない。(中には超能力者か!? と思うような察知力を発するものもありますが)
    そこがこの物語では丁度いい距離感となっています。
    何故母親が家を出て行ったのか。父親は自分のことをどう思っているのか。よく知っていると思っていた友達の全く知らない顔。家族のことも友達のこともわからないことばかり。

    語り手(論理)がわからないことは読者にも開示されない。でも読者は論理とは違うのだから、論理とは別の思考や経験から読み取ることもあるでしょう。そして論理が気付いたことも、全ては開示しない。その作品と読者との距離感も丁度いい。そのことを示唆するエピソードもさり気なく素敵なのです。

    それぞれの登場人物が、その背景に大きな物語を背負っていることが垣間見られます。それこそそれぞれが主人公として物語を背負えるほどに。そのことが物語の骨格となり支えているから、淡々と進む物語に心を委ねて読むことができるのでしょう。星が繋がり星座となるように、人が繋がり物語をつむぎ出します。実に心地好い読後感でした。

    0
    2019年12月12日

    Posted by ブクログ

    母親が突然居なくなった。
    残された中2の主人公と元気な妹と養父
    との生活と、記念式典実行委員での活動が主軸の物語。
    爽やかで読後感が良い。

    0
    2019年03月09日

    Posted by ブクログ

    ある日、母は、中学2年生の論里たちにこんな手紙を残した。

    「いつか」は、いつ来るのか。
    必ず来ることは、信じていました。
    でもそれがいつかはわかりません。
    といって、ただ待つだけでも、つまりません。
    そしたら、いいことを思いつきました。
    こちらから迎えにいけばいいのです。
    「今」を「いつか」と変えればいい。

    というわけで、今日がその「いつか」です。

    0
    2016年08月06日

    Posted by ブクログ

    とても読みやすくて、中学校の教科書に載ったのも分かる気がします。みんな一生懸命がんばって生きてるのが伝わってきて、とにかく、登場してくるみんなを応援したくなる本です!
    青春も感じられて、ちょっと甘酸っぱい中学生時代に戻ったような錯覚を抱きつつ、やっぱりうらやましく思ってしまう。最後もほっこりして、気持ちよく終えることができました。人に勧めたくなる本です!

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    序盤は、あまり物語に入り込めず、読むペースが遅かったのが、途中から面白くなってきて、最後には良い話だなあ、と思えました。

    その理由を考えていると、私が主人公の「橘論里(ろんり)」の視点で読んでいたことに気付きました。

    確かに、序盤の論里は、母のことや、父と妹の世話をしなければという生真面目なところもあって、何となく投げやり気味な雰囲気を、読んでいる私も感じ取り、やり切れない気分でいたのだと思う。

    しかし、学校の創立二十周年記念行事イベントの実行委員の一人に選ばれた後に、何気に言った自らの考えを、本当に実現させたくて率先して動いている姿を見ていると、楽しそうな様子が文章から感じられて、それに周りも影響されて、最終的には素敵な思い出になっていく過程に、すごく納得させられました。青春っていいなあ、と。

    最初は、あまりやる気のなかった委員の面々も、何をやればいいのかを明確にさせることで、効率的に行事の準備が進行するところには、意外にも、大人が読んで、ハッとさせられる点があるし、論里が三歳の頃に、母が結婚したお父さんと、その後に生まれた妹の「有里(あり)」との微妙な関係も丁寧に描いてあって、家族の在り方を考えさせられました。もちろん、母の真相についても。

    また、他の登場人物については、論里の友達の名前のとおりの「元気」に、ぶっきらぼうだけど、良いところもある「大和」に、「進藤先輩」、「谷先生」と、個性的な面々で面白かったです。それから、「水原白(ましろ)」と論里の、静謐な心のやり取りにも注目ですよ。

    0
    2020年12月29日

    Posted by ブクログ

    児童文学というのは大人が見てこりゃあいい本だと思ったものが出てくる感じがするので、全体的に外れは無いような気がするし、シンプルで奥深いものが多いような感覚が有ります。
    本作は親も一人の人間で夢も希望も有るという事と、自分の力は何かに取り組む事で初めて引き出されるという事がよく描かれています。それが説教臭くなく物語に昇華されている辺りとてもいい本だなあと思いました。
    文体的には子供っぽいという事は特になく、普通の青春成長小説として評価出来ます。
    変なお涙頂戴が少ないのも児童文学の好きな理由かもしれません。

    0
    2019年08月06日

    Posted by ブクログ

    学校の催しで、校庭にキャンドルを並べて星座を描こうとする中学生達。星とキャンドル。どちらか1つでも感動を呼ぶのに、この2つの合わせ技は強力。家族の事、友達の事、中学生なりにいろいろあるけど、辛い事も嫌な事も乗り越えて前向きに進んで行く。キャンドルの灯りと星空は皆の心を結びつけ、美しいクライマックスとなる。私自身もキャンドルの灯りに心を救われた経験があるので、大いに共感を覚えて感動した。そして、皆が宇宙の事を考えていたら戦争など起こらないというある数学者の言葉を思い出した。児童書ではあるが、大人も十分に感動する素敵な話。

    0
    2015年01月07日

    Posted by ブクログ

    良い。かなり良い、ずっと良い。安定のYA小説。
    迷惑かけないでいつづけるなんて、そうだよね、無理だよね。キャンドルナイトで星座ってのもいい、美しいしロマンチック。紙コップの裏に願い事書くのもね、いいよね。
    このくらいの年の子って、いろんな悩みがあると思う。一人っ子だと言いながらも次男な元気。元気と名付けられたその意味を思うと切なくなるし。本当の父親を知らない主人公の論里だってそうで、白とかいてましろちゃん。わりとDQN、や、今風な名前が連なるけれど、登場人物がみんな不器用ながらも一生懸命な姿が愛おしい。とても良質なYA。

    0
    2014年12月16日

    Posted by ブクログ

    創立記念行事の委員になってしまった論里。
    最初はやる気はなかったのだが案が採用され、中心に進めることに。
    行事の運営を通して中学生の成長する姿が見えて心地よい。
    母の行動は理解できない。

    0
    2014年11月29日

紙コップのオリオン の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    紙コップのオリオン
  • タイトルID
    :
    60008351
  • 電子版発売日
    :
    2018年02月02日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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