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Posted by ブクログ
廃部寸前の放送部。そこに誰もが振り返るほどの美人の転校生葉月が入部してくる。
そして熱心な顧問の須貝先生。
活動らしいこともしていなかった古場とみさとも、発声練習から始まり、やっと週一でお昼の放送を始めるところから部活らしい動きが始まる。
新入部員珠子も加わり、アイデアを出し合い、だんだん充実した放送になっていく。
ある日、須貝先生から放送コンクールに出てみないかと勧められる。しり込みをする未経験者の中にあって、アドバイザーとして力を発揮するのが葉月である。彼女は前の学校で放送コンクールの出場経験があったのである。彼女の指導は的確であるけれど、彼女は決してアナウンスはしない。
これには、転校の理由でもあるけれど、彼女の苦い思い出がかかわっている。
途中から入部することになる新納。彼はみさとの密かな憧れである。
淡い恋もあり、一つの目標に向かって皆で頑張る姿もあり、それぞれにちょっと苦い思い出なんかもある学園ものである。
個人的に言えば、誰もが認める美人でカリスマ性もあるけれど、ちょっと協調性に欠けた葉月がどうも好きになれない。 だけれども、読んでるうちに、放送コンクールの結果よりもなにより、葉月のアナウンスが聞きたいと思うようになるのです。
きみが歩きだすとき
生まれたての風が吹くだろう。
一歩を踏みだせたら
今 きみが 風の先頭になる
美しい声で読み上げる葉月の姿が目に見えるようです。私は、思わず声を出して読んでしまった。
いい詩なのです。
この物語ははじめにこの歌詞があって、作られたのかもしれない。
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