【感想・ネタバレ】夫の後始末のレビュー

あらすじ

夫・三浦朱門はある日、崩れるように倒れた。私は日々刻々と夫の精神活動が衰えるのを感じた。その時から、覚悟を決めたのである――。作家・曽野綾子が80代なかばにして直面した、90歳になる夫の在宅介護。「介護とは」「看取りとは」そして「老いとは何か」を自問自答する日々が始まった。すべての日本人に知ってほしい、夫婦の愛のかたち。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 曽野綾子さん「夫の後始末」、2017.10発行です。63年一緒に暮らした伴侶(三浦朱門)への深い愛が伝わってまいります。第一部変わりゆく夫を引き受ける 第二部看取りと見送りの日々 の二部構成です。現在は650gのスコティッシュフォールドと暮らしてるそうです。直助と名付けられた律儀な子猫だそうです。
 曽野綾子さん、ナショナルジオグラフィック、アニマルプラネット、ヒストリーチャンネルなどの衛星テレビをご覧になるそうです。私と一緒ですw。「夫の後始末」、2017.10発行、再読。お疲れ様でした。①夫が執着するのは本と雑誌だけ。 ②会話は、老化を測る一つの目安。自分の、相手の生きる姿に興味があるかないか。③「奉仕」とは、排泄物を世話すること。④胃ろう、気管切開、多量の点滴による延命をしない。⑤私はずっと傍で朱門の髪を撫でていた。
 「続・夫の後始末」(2020.8)を読むため(未読)、既読ですが「夫の後始末」(2017.10)をさっと読み返しました。三浦朱門さんは、2017.2.3、お亡くなりに。曽野綾子さんは63年連れ添う。

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2018年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作家の曽野綾子さんが、ご主人であり作家であった三浦朱門さんを自宅で介護し最後まで看取った話。
自分の母、夫の両親も自宅で看取ったことを淡々と書かれていて、すごいなと思った。
でも、自分で背負い込むというのではなく、秘訣はいかに手抜きをするかを考えて動くこと。あとは多少のいじわるは許されること(呼ばれてもすぐに行かない等)。

人間の臨終を楽にする方法
1.胃瘻…終わりの見えない戦いを始めることになる
2.気管切開…最後に家族と語る機能を失う
3.多量の点滴による延命…痰は増えるし苦しませるだけ
この3つはやってはいけないらしい。
肝に銘じておく。

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2023年12月18日

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