あらすじ
ひとりは勝算なき「ビール事業」に挑み、もう一人はベトナム戦争の最前線に身を投じる。生産量世界一のウイスキーをつくったサントリー佐治と無頼派作家開高の不思議な友情がかなえた、巨大な夢
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Posted by ブクログ
サントリーと言えば、商品の印象的なコマーシャルが数多くあって「宣伝が上手い」というイメージがあるのではないでしょうか。広告上手のサントリーを築いたのが2代目社長であった佐治敬三氏と、当時の宣伝部に属していた開高健氏の2人です。
佐治氏が開高氏の才能を存分に発揮させ、非上場企業でありながら日本の食品産業で巨大な存在となるまでの経緯を2人の生い立ちを追いながら描いています。
初代社長で佐治敬三氏の父鳥井信治郎氏の時代に挑んだワイン事業やウイスキー事業への参入などサントリー創業直後の状況から戦後まもなくまでが上巻で扱われています。
佐治氏と鳥井信治郎氏との親子関係など興味深いエピソードもたくさん紹介されています。