あらすじ
加工食品としては最も歴史の古い漬け物。塩漬け、糠漬け、味噌漬け、酢漬け、粕漬けなどなど、日本はもちろん、世界中に存在する漬け物文化を、発酵学・醸造学・食文化研究の第一人者が食べ歩き、味わい尽くす。日本列島を縦断し、中国・韓国から東南アジアの少数民族の保存食、ヨーロッパのピクルスなど、世界の珍味を堪能。さらに「熟れ鮓」の不思議な世界や、くさや・このわたといった日本特有の「魚介漬け物」までを網羅する。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
漬け物には目がないのだ。日々の食卓において、こうこが上らぬことはまずない。そりゃあ小泉武夫先生のごとき、日本中どころか世界中の漬け物をってわけではなく、普段は沢庵かべったら漬け、今の季節なら地元の津田カブ漬け。朝食には自家製の梅干しで、塩15パーだから目が覚める。かつては奈良漬けも漬けてたんだけど。サバやイカの塩辛は大好物だが、フナ鮓となると・・・。慣れるとハマるのかな。どうあれ古今東西の漬け物を学び、旅の楽しみが深まりそうだ。フグの卵巣の糠漬けなんて絶対に食べてみたい。あと伊豆諸島を訪ねて真のくさやも。