感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
今放送中のドラマと感じが全然違う…!!笑
原作は、泥棒一家の娘・主人公華の祖父が何者かに殺されてしまい、その犯人を探しながら、彼氏である和馬の家族が警察一家と知り苦悩する。また、和馬も事件を追う中で、華の家族が泥棒一家であることを知り…!?
ドラマはコメディー寄りだけど原作は最初から"祖父の死"という事件が元にあって、泥棒と警察は結ばれるのか?だけじゃなく事件の真相を追うミステリー?っぽい要素もあって面白かった。
原作の華は家族と一緒になって盗みをしたりはせず、祖父の盗みの技術を体得してしまったせいで、「無意識に」スリをしてしまうという困った体質(^_^;)だからあまり泥棒っぽくはなく、あくまで「泥棒一家に生まれてしまった可哀想な女の子」になっている。
主人公の華と和馬は(気持ちが)グラグラしているのにはヤキモキさせられるが、華の兄の渉(もといケビン笑)と和馬の妹の香は真っ直ぐでブレがなくて良かった!
会話が多いから読みやすくて一気に読めた。
Posted by ブクログ
「ルパン」と聞けば誰でもあのキャラクターを思い浮かべることが出来るでしょう。そう、ルパン三世です。今月司書が読んだ本は横関大さんの『ルパンの娘』(913.6 ヨ 講談社)です。残念ながら本作にルパン三世は出てきませんが、代わりに「Lの一族」と呼ばれる伝説の泥棒一家が出てきます。一家の娘・三雲華は、素性を隠し交際している桜庭和馬が警察官で、彼の家が警察一家であることを知ります。まるで現代版ロミオとジュリエットですね。ある日、伝説のスリ師である華の祖父が変死体で発見され、和馬はその捜査中に華の素性を知ります。別々に事件を追う二人が辿り着く真相と、二人の恋のゆくえ。その結末は読んでみてからのお楽しみ。と言いたいところですが、なんと、7月からドラマが始まるんです。個性豊かな登場人物たちを誰が演じ、どのように物語が映像化されるかとても楽しみな作品です。
Posted by ブクログ
TVドラマと違って、華は泥棒一家に生まれたことを悔やみ、まともに生きようという苦悩が描かれる。スマートな泥棒というより、常識からぶっ飛んだLの一族をもっと活躍させてもと思う。
Posted by ブクログ
読みやすい!出生の異なる者同士が惹かれあい、結ばれるまでの物語。そもそものミステリーとしても精度が高く、死体の入れ替わりなどはよく作り込まれている。どの人物も個性豊かなキャラクターのため、内容がわからなくなるようなこともなかった。本当の愛とはをポップに表現した良作。
Posted by ブクログ
物語に蛇足がなくテンポ良く進み、
設定もセリフもまるでマンガのような作品。
個人的には、その「蛇足」の部分が好きなので少々物足りなかった。
ただ読後感はすごく良かった。
全般的に「どうせ爺さん生きてるんだろうな」とずーっと思いながら読んでいたが、終盤で「あれ?やっぱ死んでた?」と思わせられ、結果、一周まわってやっぱ生きてたと思わされる騙され方は気持ち良かった。