あらすじ
戦後最大のベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』。単行本、文庫、絵本の累計は800万部!35カ国以上で愛読されています。本書はその新組版。字が大きく絵も鮮やかになりました!トットちゃんがユニークな教育のトモエ学園で、友達とのびのび成長していく自伝的物語。深い愛情で子どもたちの個性を伸ばしていった校長先生が、トットちゃんに言い続けた言葉「きみは、本当は、いい子なんだよ」は、今も黒柳徹子さんの宝物です。
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Posted by ブクログ
本当に素敵な話でした。
小林先生の思いなど、目で追ううちに涙が出ました。
小林宗作先生(金子宗作)の思いや教育方針は平成の日本の小学校には取り入れられているように見えます。
小学校とそれ以降の学校では教育方針が違い、小学校では、自分で考える力、自立心、子供達の心を育てる方針です。
のびのびと6年間を過ごし、今の自分があるのは小林先生のおかげかもしれません。
登場人物はあたたかい人が多く、人の温かさに触れたい時に、読みたい漫画です。
Posted by ブクログ
良い意味で、なんでも良いじゃないかと思えた。
しっかりと話し合える、だからこそ分かり合える。嫌なことを我慢するのではなく、楽しいことをたくさんみんなでつくる。それがどれだけ素晴らしい事なのか、トットちゃんが自身の体験から教えてくれた。
言葉にするのが少し難しい。様々な感動に包まれている。人と人は、これほどまでに分かり合えるものなんだという希望に感動し、悲痛な別れに胸が苦しくなる感動、小林先生の教育者としての姿、トットちゃんのご両親の姿勢、この時代にトットちゃんの様な子どもを育てるのはとても難しいにも関わらず、本当に我が子を愛する姿に感動した。
もっと感想は色々あるのだと思う。けれど、今は感動した。これだけにしておく。若いうちに読めてよかった。この先の人生、もっと人と分かり合える人生が待っていると思うとワクワクもする。またいずれ読もう。
Posted by ブクログ
これ、1981年に出版された本なの……? 初めて読んだけど、面白さが色褪せてなくてびっくりした。今ではおそらくなんらかの病名がつけられてしまう気がするトットちゃんの行動の破天荒さが(本で読む分には)面白く、またそれを受け入れていた小林先生の素晴らしさに感動した。このような行動に理解が進んでいる現代でさえ、こんな教育はできないと思う。トットちゃんが垣根をジクザクに潜り抜けて「ごめんくださいませ」「ではさようなら」をしながらスカートとパンツをビリビリにして帰ってくるところでさすがに吹き出した。
今の人に読んで欲しい本
黒柳徹子のファンで今回読ませて頂きました。
今の私には刺さる部分が多く、なぜ子供の頃読まなかったんだろうと不思議に思います。ほんとに感動致しました。
導くってこと。
話題になった当時には読もうと思ったが、本の良さがわからなかった。
時が過ぎ、今ならどうだろうとチャレンジしてみた。
驚いたのがよほど楽しい思い出だったのか、小学校低学年の頃から覚えているという事。
私はほぼ忘れてしまい、小学校時代の同級生すら思い出せないというのに、転入初日の事から事細かく記されていました。
それだけ黒柳さんにとってトモエ学園は大きいものだったのでしょう。
今では考えられない自由な校風、教育に情熱をもたれた校長先生。
楽しい雰囲気の裏では、太平洋戦争中ということで表からは分からないご苦労もなされていたのだろうとお察しします。
黒柳さんのお母さんも素晴らしい方だわ。うらやましいです。
教え導くってことの大切さに気づかされます。