あらすじ
浅井悠馬。エロいもの大好きで成績優秀だがクズを自認する彼は偶然、学園祭のクラス演劇主役に選ばれた。拒否ろうとするもクラスの中心人物、荒川唯に説得され――｢あんたをスクールカースト頂点に立つ男にしてあげる、だから……｣劇の練習そっちのけで唯たちのグループと行動し始めた悠馬。次第に唯の見た目と全然違う純真さとひたむきさ、そして抱える秘密を知り……ダメな青春を《再定義》する覚醒系クズキャラ青春コメディ!
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とにかく面白い！
二巻まで出ているこの小説ですが、とにかく面白いです。
成績抜群だけど、「エロ」が大好きの高校一年の悠馬君。「エロ」イラストを描いて高校生ながらイラストレーターとして活躍している明日香さん。クラスの中では浮いてるふたり。(露骨にイヤがられてる)
この設定が、まずすごい。
明日香は悠馬と本格的につきあいたいんだけど、悠馬はスルリとかわしている。
幼馴染の明日香と悠馬君の日常の物語かと思えば、ぜんぜん違う。
突如現れたクラスのカーストの頂点に立つ荒川さんに目が釘付けになってしまう悠馬君。
ぜったい縁のないような相手。
しかも、明日香と共にクラスの中で浮きまくってる悠馬君が、お芝居で荒川さんと恋人同士を演じることになってしまった。
この設定だけでも、すぐに作品の中にひきずられてしまいます。
果たして悠馬君と、クラスのカーストの頂点に立つ荒川さんが、急接近なんて不可能なことはあり得るんか？
と、いうことで最後までドキドキ。
明日香をはじめ、サブキャラも魅力的でぜったいおすすめです。
上手い…んだよな？
構成·設定·ストーリー·展開に表現方法、いずれも上手いし合格点以上だとは思うけど、何かが引っ掛かる。
曖昧過ぎるから？ ピシッとした芯がないから？
一体なんだろ？
とりあえず、2巻を読んでからかな？
尚、作中劇の内容が幼稚過ぎてるのはマイナス点だね。
うーん
主人公の設定が生きてないかなぁ。
エロが趣味の主人公だけど、そのエロが活きるわけでも、それが原因で周りから疎外されているわけでもなし。
ほんとただの趣味。設定にする必要があったのかな。
むしろ内容的に平々凡々な主人公であった方がしっくりくる内容。
