あらすじ
選考委員・萩尾望都氏が感嘆した、アフタヌーン新人賞「四季賞」受賞作。『ボインちゃん』教師と生徒。その埋めがたい溝をめぐる絶望と激高。『セーラー服を燃やして』華と律――ふたつの異なる才能が、舞台上で激突する。高校演劇青春活劇!!『崖際のワルツ』
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Posted by ブクログ
「理性と狂気の崖際を踊る」このセリフがこの作品集の魅力を言い表していると思う。
作者は異端の感覚の持ち主だ。
彼女の視界から見える世間はシュールで狂気に満ちている。
ちょっとした視点の違いで普通が正気が理性が狂気に変わる。
狂気が才能となることもある。
空気が読めなくて外れてしまう人、空気を読もうと必死になっている人に救いになるマンガだ。
Posted by ブクログ
"『違うの
あたしあなたに嫌われたくなかっただけなの
全然信じてなかったし 正直どうかと思ってたけど繋ぎ留めたかっただけなの
やっぱり嘘は吐きたくないな……
よし決めた
何でもかんでも律に合わせるのはもうやめよう
ふっきれたら 楽しくなってきちゃった』"[p.119_崖際のワルツ]
無邪気で無自覚な悪意が滲む人間の怖さを感じる。それがまた絵とすごくマッチしてて好き。
「ボインちゃん」
「セーラー服を燃やして」
「崖際のワルツ」