あらすじ
母が死んだ。遺されたのは、高校生の兄妹・トオルとメグ、そして悲劇の中心は、周囲の猛反対を押し切って1ヵ月前に結婚した若い義父、小学校教師・ケンジ、26歳。共通する思い出を糧に、未来へ向かう急造家族のぎこちないコミュニケーションが始まる。ひぐちアサ、初めての連載作品であり、新感覚ファミリードラマの決定版『家族のそれから』他、高校生の同性愛をあつかい反響を呼んだ読み切り作品『ゆくところ』を収録!
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Posted by ブクログ
彼女の作品を読んでいると,自分がどこかに持っている(かもしれない)劣等感というか,マイナスの部分と向かい合うような気がしてならない。それは決してネガティブというわけではなくて,それらとつきあっていく,そのイメージが少し思い浮かぶ。同時収録の『ゆくところ』の方が,荒削りなだけに,そういう感じが強い。ちなみに僕は「これ親子のカエルだよ〜」というセリフの理解はポジティブ派。受け入れることができたんじゃないかな,そんな気がしてる。
Posted by ブクログ
メグちゃんの頭真っ白になるページが好きだなあ。3人ともハツコさん大好きだったんだなー・・・。
『あたしのせいにしないで!』
『荷物開けたらゴミだったとか……!!』
『自分で言ってキズつくなよ』
『苦労して大学 出ても仕事 大変なのは変わんないんだな』
『何を今さら……ずっとお母さん見てるじゃない』
『・・・・・・だだこねないで ちゃんと治してっ』
『 そうだよ なんにも 心配ない 』
『オレだって もーそれしかないのにさー』
『もう!!なに考えてんの!!?』
『なんでいるの?』
『・・・身の上 語ってどうすんだ』
『してもらったこと 1コもないのかよ!!』
『好きなうた うたうといんだ おれそうしてる』
「ネタって出しちゃっても、また溜まるもん?」
「・・・溜まる!」
『やってみると言われたとおりまた溜まる、というか、その時思っていることはわりとその時しか思ってないもんだということがわかりました。』
『ワタシのマンガはワタシだけのものですが、読む人は、その人だけのモノを構築するんだぞ~~と実感しました。』