【感想・ネタバレ】蝶の力学 警視庁殺人分析班のレビュー

あらすじ

惨殺された若き資産家の喉には可憐な花が活けられ、その妻は行方をくらました。新聞社には「警察とのゲーム」をほのめかす挑発的なメールが届き、殺人分析班の如月塔子ら警察は怨恨の線で動き出す。しかし犯人の魔の手は警察にも及び、ついに――。猟奇的な劇場型犯罪を緻密な推理で追い詰める人気シリーズ7作目。(「蝶の力学 警視庁捜査一課十一係」改題)

※本作品は 2017年8月10日まで販売しておりました講談社ノベルス電子版『蝶の力学 警視庁捜査一課十一係』の文庫電子版となります。 本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

安定の面白さ。今回もよかった。気づけばぐいぐい引き込まれている。もう7作目なんだな。
劇場型犯罪にしてはちょっと地味な気もするけど。

続編も出てるみたいですが、塔子と鷹野が今後どうなるとか、そういう恋愛要素入れてほしくないな。。

0
2017年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ第7弾。今回は鷹野主任が負傷して離脱したので、如月さんはじめ11係の皆さんが今まで鷹野主任に頼りすぎていたかも…やるぞ!と気合の入り方がいつもと違いました。そこが面白かった。
離脱直前の鷹野主任は動揺してたにしても言い過ぎな気がするので、殉職した後輩の沢木さんのことは随分と心残りなんだろうな
しかし!そのシーンでの如月さんの「鷹野さん」呼びを搬送中からずっと考えていたり、毎度おなじみの河上さんに気をもむところはやっぱりこう。。
今回の事件は猟奇性ありの劇場型犯罪とはいえ、その全ては捜査を撹乱するためというのがう〜ん…でした。やりたいからやって欲しかった、というのを犯罪者に求めるのはフィクションとはいえどうかしていますが。看護師の元同僚と美術商の方はかなりびびったと思います…美術商はともかく、看護師さんの方はただの良い人だった。
沢木さんの事件も追っていくのか、続きも楽しみです。

この巻はドラマ化されているけど改変がかなりあったんだなぁ。沢木さんにあたる人のお姉さんが菊地凛子さんだった時点でただでは済まないと思っていたけれど。。

0
2023年08月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ第7作目。
今回は資産家が自宅で殺害されている事件から始まる。
遺体の首が損壊されておりデイジーの花が挿されている猟奇的事件。
被害者の妻が行方不明で誘拐が疑われた中、大手新聞社にクラスター16と名乗る人物から犯行を仄めかすメールが届く。

今回は主人公塔子の相棒である鷹野主任が捜査中に負傷し捜査から離脱する。 その中で先輩刑事のびるかわとコンビを組みその他いつもの先輩達の協力もありながら事件の解決に挑む。

事件の内容は変わっても安定の面白さ。
文章も読みやすく一気読みできました!

0
2023年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

星3.4

淡々と進む刑事系捜査ミステリ。時間が進むにつれ死体が増える、途中でバディの片割れが襲撃を受けてリリーフ選手に交代するくだりがあること、なにより台詞がなんとなくト書きの台本めいていること(※これは今回に限っては描写として下手というわけでない、文章が格別に巧み、というわけでもないが)などから、「クトゥル神話TRPGの刑事シナリオのリプレイ小説みたいな読み口だな」と感じながら読んでいた。誰かが一生懸命考えたセリフを登場人物が言ったとすればこうなった、くらいの距離感を感じた。
 独りで出来すぎてしまう先輩男性刑事と、新米の自認が抜けきらない後輩女性刑事の、恋愛関係未満の微妙なバディ関係が今作から仕組まれているようだが、大成功しているという感触ではない。シリーズの中で試み始められたのだろうという点では好感が持てる作業ではあった。
 いきなり『蝶の力学』から読み始めてしまったが、このノリを食べ直したくなったら同シリーズ作品も読むかもしれない。『石の繭』『蟻の階段』『水晶の鼓動』『虚空の糸』『聖者の凶数』『女神の骨格』が前作、『雨色の仔羊』がこの後の作品とのことだ。

0
2020年10月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

201707/面白かったし、シリーズものならではのお馴染み感もあって楽しめるんだけど、事件パートはちょっと物足りず。途中で出てくる業界用語のとこも(私が同業界ってこともあるが)わざとらしさが強く…。塔子と鷹野の進展にはいまいち興味ないので、会話もいちいち冗長に思える(でもファンにはきゅんとたまらないのかも)。とはいえ、今後も楽しみなシリーズではある。

0
2017年07月29日

「小説」ランキング