【感想・ネタバレ】認知症の人のつらい気持ちがわかる本のレビュー

あらすじ

認知症の人が抱く「不安」「恐怖」「悲しみ」「焦り」の感情回路。認知症と診断された人が、日々どのような思いで過ごしているのか? 症状が進むにつれて、「思い」はどう変化していくのか? 本書は周囲の人にはなかなかわからない、認知症の人の気持ちをイラスト図解でまとめた本です。すすめても病院に行こうとしない、止めても運転したがる、トイレ以外の場所で排泄してしまう……の対応法もわかるQ&A付き。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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Posted by ブクログ

認知症について調べてみた@2冊目。

1冊目とは違ったスタンスで、ちょうど良かった。タイトルのとおり、認知症の人の気持ちに焦点を当てて書かれている。

冒頭にこのように書かれている。『認知症が進むと、本人から(気持ちを)聞くことは難しくなります。何も感じないのではなく、気持ちをうまく言葉にできないからです。』

この本も多くの具体的な事例が書かれている。健常者から見ると、なぜこんなことをするのか・なぜわかってくれないのかと苛立ってしまうのだろうと思う。でも、そのような行動を取ってしまう背景・理由を知ることで思いやりある対応ができる助けになるのかなと思った。

認知症になっても、昔のことはよく覚えているという。今度帰った時に、昔の話を聞いてみてもいいかなと思った。といっても、うちの場合はまだまだ軽度なんだろうなとわかった。


【認知症の捉え方】
前に読んだ本とスタンスが違い、印象に残った。この本では「認知症を発症する原因として最も考えられるのは年齢。老いとともに現れる自然な現象のひとつ。」とある。人間にとって、死は大きな恐怖。クリアな意識で死を迎えるとしたら、人生最期の時は辛いものになる。認知症があるからこそ、安らかに死ねる。こういった捉え方が老いや死を受け入れる助けになるのかなと感じる。

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2017年07月30日

Posted by ブクログ

認知症で言われたことがわからなかったり、すぐ忘れたりしても、プライドを傷つけられたことや優しくされたことはわかるし、相手に対しての嫌な感情、好きと思う感情だってある。
介護する側は毎日が汚い、臭い、イライラとの戦いで疲れきっており、つい相手の人格を無視するような態度をとりがちである。
この本に書かれていることは多分、自分の中ではわかっていたことだけど、対処法の確認になり頭の中の整理ができた。

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2014年06月26日

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