【感想・ネタバレ】漱石と三人の読者のレビュー

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Posted by ブクログ

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自分自身の文学知識の無知に嘆き
漱石の小説家としての試みに賞賛を送り
それをみごとに読みといた石原千秋先生への
敬意を表した一本でした。


これは漱石一通りよんでから、また読みたくなる本です。

また、漱石が生きた時代背景に関してもしっかり述べられているので、明治の文学史を漱石を基準に知りたい人にもお薦め。

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2013年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

弟子たちとの空気感、新聞連載の読者を飽きさせない工夫や、世間の流行、ライバル社の小説を意識していたりと、今の読者が作品をただ読んでいるだけでは知り得ない情報・考察が書かれていて大変興味深かった。
私の好きな『門』は読者をあまり意識していないと考えられているようで、苦笑した。そんな力無い文字しか書けないような状態で仕上げた作品だったとは。
『三四郎』の美彌子と野々宮の隠された物語の話が特に面白かった。
これらを踏まえた上でもう一度漱石を読み直したら、また違った感想を持つのかもしれない。普段とは違う読書の楽しみを得られそうだ。

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2023年10月10日

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