【感想・ネタバレ】赤ちゃんに学ぶ 「個性」はどこから来たのかのレビュー

あらすじ

赤ちゃんはコミュニケーションの達人だ。なんでも吸収し人間関係に悩まされることもない。翻って、私たち大人は? 「平均の魔法」にかけられたように均質を求めすぎる私たち。しかし、限界のある能力をより効率的に使うために不要なものを切り捨てることこそが人の「発達」なのだ。だからこそ無限の「個性」が生まれる。赤ちゃんの研究から見えてきた、「個性」の本質と成り立ち、そしてポジティブな人生を送る方法。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

私が求めていた「個性」よりも、個性の幅が大きかったのですが、個人の特性が生まれる過程が脳科学を通じて説明されていて興味深かった。

特に自閉傾向がある赤ちゃんは視力がよい→細かいところを見る傾向→おおまかに認識する能力が育ちにくい→人間は顔を見て言語などを獲得していくが、顔全体を把握できないため言語が遅れるというようなことがあるらしいと言う話は新しい発見だった。

人間は生まれ持った特性に差があり、それが個体差につながっていくものの、生まれた国によって嗜好やものの見方に差があったりすることが説明するように環境でもどんどんと差が出てくる。

結果、それが個性となる。

結局個性がどこからきたのかというタイトルの答えは、個性の内容によって、生まれ持ったものなのか、環境なのかが変わるのでなんとも言えないのでした。

が、私はちょうど赤ちゃんを育てている立場で、赤ちゃんが認知しているものが何かなど学びも多かったので、目を見て話しかけるなどは意識して子育てしようと思います。

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2020年12月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

赤ちゃんの脳発達の専門家である著者が、自身の研究分野から得た洞察から、様々な考えを広げて、ものの考え方、人生の生き方に対して、意見を述べている書といった感じです。総括すると、平均化した考えを押し付けることなく、個性を受け入れて、他人を理解する社会が、これからの世界の発展のために必要であろうということのようです。自身の分野や他の分野の研究などが様々に引用され、著者の勉強ぶりが表れていますが、少し話が飛んで、言いたいこととのつながりが分かりにくい部分があるように感じました。

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2014年09月12日

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