あらすじ
リストカットや親への暴力、薬やアルコールへの依存、過食、奔放な異性関係……。感情のゆれが激しく、衝動的な行動に走り、対人関係でトラブルを起こしてしまう。背後にあるパーソナリティの問題に気づかないまま苦しみつづけている人も少なくない。未熟なまま成長しきれていないパーソナリティが生む障害の実態とは? 本書では正しい知識と治療の進め方を徹底解説。家庭や職場、医療現場でのトラブル回避のヒントも紹介※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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Posted by ブクログ
大変に読みやすく、かつ、コンパクトで要を得た内容。
うんうん、とうなずくことしきりでした。
結論は、本人に誠実に接するとともに、関わる人全員で力を合わせること。チームワークの大切さを確認できました。とかく人は自分だけはいい人になりたがりますが、この病気にはそれは逆効果です。
さらにこの病気については、深めていきたい。
Posted by ブクログ
境界性パーソナリティ障害とはどういう障害なのか、対処法、疑問、病院について、治療法などについて、わかりやすくまとまっています。イラストも多く、境界性パーソナリティ障害(境界性人格障害、境界例)についてあまりよくわからず、初めて知りたい方にオススメです。
Posted by ブクログ
境界性パーソナリティ障害(ボーダーライン)についてが、よくまとまっている本。
図が多く、イメージをしやすい。文章のみの本の方が内容は濃いが、全体のイメージをつかむのであれば、このように絵本に毛が生えたような本の方が全体像を把握するにはよいような気がする。
Posted by ブクログ
借りたもの。
境界とは、神経症と統合失調症の間、不安定な症状を指しているようだ。
「自己イメージが不安定」な傾向があるらしく、例として挙げられている行動は、自分と他人の境界、その区別・線引が未分化な状態であるように見える。
社会・対人関係に関わる障害であるため、個人精神療法に頼らないことを喚起する。
家族や社会との関わり方や少しでも良い方向に向かうための接し方の例も掲載。
気張らず、理解する布石として良い本。
私は専門家ではないし、ここに書かれていることを鵜呑みに実践して上手く事が運ぶとは思わない。短絡的に考えれば、「そんないちいち気を使っていられない!」という意見が出てくるだろう。
診療中にクライアントに依存されやすい、陥りやすい問題の対処法についても簡単に紹介されているので、当事者や周囲の人間に分かりやすく伝えるのに適していると思う。