【感想・ネタバレ】女系の教科書のレビュー

あらすじ

売り上げ不振の自責の念から勤めていた出版社の役員を辞めた森川崇徳、63歳。縁あって文芸講座の講師をつとめることになり、悠々自適のはずの退職後の人生かと思いきや、そうは問屋がおろさなかった。ある女性生徒に振り回され、家庭内では母親の介護に加え、思いのままに生きていく娘たちに翻弄される。崇徳の未来は何色になるのか。『女系の総督』につづく好評「女系シリーズ」第二作。

【目次】
第一章 文芸講座の盲点
第二章 怒る男
第三章 圭介の悩み
第四章 小百合の恋
第五章 美千恵の決断
第六章 延命治療
第七章 崇徳の不安
第八章 祭りだ! 祭りだ!

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Posted by ブクログ

父親の居場所
「女系の家族」で父親として一番いいのはここにある「余計な口はできるだけ挟まない」ことかも知れない。家族で会話の仲間はずれになっていても気にする事なく人生を楽しむことかも知れない。だが、退職後の余生を楽しむ(旅、趣味など)のはずっと先なのだ。親の心配は子供たちの幸せだ。結婚、出産、孫の成長など親の心配事は止まる事もなく、年々増えるばかりなのだ。年取っても目まぐるしいほどの忙しさはいいものだ。 ただ、最後に思うことは自分が死と対面した時・・・家族はどう選択すだろうか。

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2022年03月26日

シリーズ作品レビュー

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