あらすじ
思慮深そうな眼差しに、冷静な物言い。三つ揃いのスーツを着こなして、泰然と構える佇まいは紛れもなく名探偵だ。雰囲気だけは――。鬼鶫探偵社の経理にして相棒の佐々は、彼が謎を解くところを見たことがない。「推理する気はあるのか!?」ヤキモキする佐々を横目に、しかし事件はなぜか鬼鶫の目の前で解決する!
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Posted by ブクログ
一話
カレーの入り込む余地なし
隠れた被害者
二話
詐欺
母と息子
小さな被害と大きな利益
三話
兄妹
ストーカー調査依頼
ライバル探偵社と調査合戦
同一人物とは思えない。
四話
舞台女優密室殺人事件
推理はしない(出来ない)が、分かる。
非推理の推理小説
非推理小説の探偵小説
推理しない探偵が活躍する連作短篇集。
とのコピーに惹かれ読了。推理をしない事があまり意義をもっている感じはしなかった。
というのも、主人公は、観察力と分析力に優れ、実は推理せずとも大体の事が判ってしまっているのだ。考えてみるとシャーロック・ホームズが相手の職業を見抜くのと一緒だ。
でも、まぁこう云うミステリーも良い。