あらすじ
旧版の刊行から12年。うつ病に関する研究および治療は大きな発展を遂げました。本書は、旧版では取り扱われなかった「現代うつ病」「双極性障害との違い」「適応障害」「老年うつ病」などといった、最新知見を取り入れてアップデート。もっとも信頼される名医が回復法を紹介します。
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Posted by ブクログ
うつ病の症状、治療法、病因などが具体的に書かれていて、分かりやすい。うつ病にかかる人は、社会適応的で誠実な人が多いという。著者の、そのような患者さんたちを救いたいと思う、医者として、学者としての使命感が、素晴らしいと感じた。
Posted by ブクログ
うつ病は、現代では誰にでも起こりうる病気で、環境やホルモンなど原因はハッキリしていない。しかし、著者の言うように、人にとって必要だから残ったのだろう。しかし、それが原因で命が絶たれると言うのは皮肉な事だと思う。これだけ、うつ病に苦しむ人がいるのに根本的には、よくわからない。バブル崩壊後の日本社会のシステムが変化した事によることも非常に大きいように思う。
バブル期以前にはうつ病なんて言葉は無かったように思える。
タイトルは攻めすぎだが…
長年うつにかかわってきた筆者のこの病気に対する取り組みの集大成で大変わかりやすい。
典型的なうつから最近増えている現代うつ病、また特殊なものまでどのような病気であるか説明がある。自分もうつ治療を受けているので、それぞれの病状についての細かいニュアンスの違いが参考になった。
ただタイトルに「なおす」とあるが、この本をよんだらなおるわけではないので★をひとつ引いた。