あらすじ
伊豆半島衝突、富士山噴火、海に沈んだ東京・大阪・京都、消えた縄文文化、移動する琵琶湖、瀬戸内海をナウマンゾウが闊歩する──。1500万年前、ユーラシア大陸の東の端から分かれて生まれた日本列島。現在、私たちが目にする風景・地形も、時代をさかのぼると全く違った顔を表します。本書ではおもに100万年前以降を中心に、複雑な地形に富んだ列島の成り立ちを解き明かします。驚きに満ちた日本列島史!
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Posted by ブクログ
読んでて楽しかった。
この分量で日本列島の地形の成り立ちについて残さず深く切り込むことは不可能だから、『楽しく』読ませて読者に『次はもう少し詳しいのを読んでみるかな』って思わせることが、こういった書籍には必要なんだろうと思う。
その意味で、この書籍は大成功だと思う。
ただ、その意味では、巻末に『興味を持ったらこんなのを読んでみては?』って実名で紹介していたらなお良かったよなとは思う。
Posted by ブクログ
地球は宇宙における奇跡。日本は地球における奇跡。
よくもまあこんな場所があったものだ。複数のプレートがせめぎあい、ほどよい深さと大きさの縁海(日本海)がある。山、平野、おびただしい数の火山、活断層。
それが自然の豊かさを生む。
…災害も生む。そして自然を畏れ敬い、あらゆるところに神を見る日本の風土が出来上がった。