【感想・ネタバレ】PLAY プレイのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

まぁそこそこといった感じかな。

「ぬいのファミリー」は真相自体はシンプルだが、なかなかに後味が不気味な作品。
ホラー×ミステリー短編としては上出来。

「黄昏時に鬼たちは」は4作品の中ではミステリーとしては一番面白い。
ハンドルネームを使うことによる人物誤認や、「引きこもり」と言われたら勝手に若者(かろうじて中年も?)を想像してしまう読者の思い込みを利用している。
シンプルではあるが、しっかり騙された。

その他の2作はあまり特筆すべきところはないような...

派手さはないがどれも悪くはなく、だがやはりどこか物足りない、予想のやや下を突いてくる短編集だった。

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2021年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ファンタジックな要素もあるが伏線やどんでんもあるので
ミステリーホラーな立ち位置の4編。
共通項が「遊び(PLAY)」となっております。

以下少しネタバレ感想。

▼ぬいのファミリー(ぬいぐるみ)
優秀な外科医と気弱な父親という二面性のある主人公。
ぬいぐるみのコレクターである。
ぬいぐるみのことを「ぬいさん」と呼ぶ。きもいです。
結末は中盤で予想できるが描写はされてない。
いつか死ぬでしょう常識的に考えて…
主人公の職業的に防腐処理可能なのか。

▼蛇と梯子(ボード・ゲーム)
インドに家族で住む主人公。
妻は海外赴任に不服。息子は落ち着きがない。
というかある日より猿っぽくなる。なぜ!
地方で拾った「蛇と梯子ゲーム」が原因らしいが…。
こういうループものでいつも思うのが
主人公サイドは悲劇だけど
黒幕のベネガル医師も巻き戻るよね!
付き合い良い人とも言えるよね!

▼黄昏時に鬼たちは(隠れ鬼)
ポリバケツに突っ込まれた状態で発見された死体。
持ち物の携帯からネット上で集めらた隠れ鬼のメンバーと推察された。
4編中1番の名作と思われ、巧みな伏線や
ミスリーディングを誘う手口など
引きこもり怖いです…その考え方…な一遍です。

▼ホーム・スウィート・殺人(ヴィデオ・ゲーム)
ゲーム業界にいるのでこのようなゲームを個人開発できるのか
(もしくは展開的に医療現場用に開発されたものかもだがそれにしても)
3年前の作品とはいえ甚だ疑問である…。
データを流用できるとはいえデバッグとかどうなってる…。
それか引きこもりゲーオタ主人公のパラノイアかもしれんが
展開的には普通。レイブンは3編目の人と同じか。


余談→どんでん名作のほまれ高い『生ける屍の死』がなかなか手に入らぬ。

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2013年09月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 「遊び」をモチーフにした短編集。ミステリーというよりホラーの要素が強いかも。
 1話目の「ぬいのファミリー」、2話目の「蛇と梯子」はそうでもなかったけれど、3話目「黄昏時に鬼たちは」、4話目「ホーム・スウィート・殺人(ホミサイド)」はホラーとして良作。とくに3話目はミステリーとしての要素も入っていてとても楽しめました。
 後半2作がおもしろく感じたのは、より身近な題材を扱っているからではないかと。もしかしたら自分の身の回りに起こるかもしれない、でもほぼ起こり得ない出来事だからこそ、作品内の出来事と現実とのギャップが恐怖に繋がるのでしょう。

 ちょっとしたところだと3話目で登場した子が4話目にも出ているところにちょっと嬉しさを覚えたり。

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2011年10月11日

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