【感想・ネタバレ】世界の食べもの――食の文化地理のレビュー

あらすじ

日本、朝鮮、中国、東南アジア諸国、オセアニア、マグレブ……。それぞれの風土や歴史と食生活の関連を探求し、日本の食事文化を位置づけたうえで、米・酒・麺・茶・コーヒーなど食べものから見た世界地図を描き出す。各地を探検し<食文化>研究を確立したパイオニアの手による入門書にして冒険の書。舌は世界を駆けめぐる。美味いものに国境なし。

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Posted by ブクログ

シビレれた。一見ヨーロッパ の研究が乏しいが、著者の類いまれな胃腸を駆使したフィールドワークに基いた、寿司、主食としての米、麺、パンに関する研究結果が、アジア圏と世界との比較としての食事を学ばせてくれた。

つまらん美食家の作文を駆逐するぐらい、一読の価値はある作品。
まさに、食の研究のスタンダードとも言うべき内容だと思う。

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2019年11月18日

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