【感想・ネタバレ】小路花唄(4)のレビュー

あらすじ

大人気恋愛連作『路地恋花』の続編! 手に職を持つ若者が集う京都の長屋で、オーダーメイドの靴工房を営む西山椿。子持ちの元カレと過ごす時間の安らぎと、大学生の弟子が示すストレートな好意への心の高鳴り、三十路の椿はいったいどちらを選ぶべき!? そして、同じく靴職人で師匠の父の入院を経て、仕事の面でも大きな挑戦を決意する――。恋に仕事と奮闘するひとりの女性の独り立ち物語、完結の第4巻!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

男が2人いたら、なぜ女はそのどちらかを選ばなくてはいけないのか。

ラストがすごく良かったです。
よく婚活市場で「自分を救ってもらう為に恋人を探すと不幸になる」と言いますが、本当に的を得ていると思います。

毎日頑張って正直に生きていれば、いつか誰か素敵な王子様が見つけて自分を救い出してくれる、事は昔夢見たし、あったら嬉しいけど、それじゃあ本当の意味で救われる事はない。

自分を幸せにするのは自分。
イタリアに行くと決めたのは椿自身だし、あずさちゃんがパートナーになりたいと思ってくれたのも、父親がお客譲ろうと思ってくれたのも、全部椿さんが今まで仕事を頑張ってきた事が報われたもの。誰かが魔法の様に幸せにしてくれるんじゃなくて、彼女自身が彼女の行動が彼女を幸せにする。それで大丈夫、寂しくなる事はあるだろうけど、大丈夫、椿さんは幸せになれる。

もちろん、そんな彼女にこれから一緒に頑張れる男性が見つかったら、それはまた素敵。

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2020年04月01日

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