【感想・ネタバレ】地鳴き、小鳥みたいなのレビュー

あらすじ

子ども時代の記憶を確かめようと訪れた、母の実家の町。土地の描写のなかに、「あなた」と呼ぶ女性とのやりとりが綴られる。(「地鳴き、小鳥みたいな」)夏。K先生の訃報。若い友人の死。20代で出会ったある先生との忘れがたい対話。枯れて見えたその先生から聞かされた性欲をめぐる話が意外で、20代の私はただ驚いた(「夏、訃報、純愛」)。他に2篇を収録。

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Posted by ブクログ

これは…小説なのか? エッセイのような感じに思えるのですけれども、小説コーナーにあった本だからおそらく小説なのでしょう…。

ヽ(・ω・)/ズコー

私小説みたいなものですかねぇ? まあ、それはともかく相も変わらずの保坂節でして、何の事件も起こりませんねぇ…まあ、それが保坂氏の持ち味なんですけれども、こうも何も起こらない小説ですと読み手を選びそうなことだけは確かです。

ヽ(・ω・)/ズコー

まあ、僕は慣れていますからいいんですけれど…そうですねぇ、結構アレですね、慣れたら保坂氏の文章は心地よいですよ! まさに読書の喜び、みたいなものを教えてくれる作家さんだと思います…。

さようなら…。

ヽ(・ω・)/ズコー

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2018年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

考えたことを原稿に書いているというより頭に浮かんだことをそのまま原稿に書いている印象を得ました。話はどんどん脇道に逸れてすごく遠回りをしながら最後は落ち着くところに落ち着くといった感じです。保坂氏のお気に入りのデレク・ベイリーをYouTubeで聴いてみましたが私には不向きでした。保坂氏はジャズではフリージャズでおそらくメロディーが印象的なものよりジャズに明るくないひとが聴いたなら雑音にしか聴こえないものを好まれるのですね。まあ、保坂氏の文章もだんだんそのような雰囲気を醸し出してきました、でも好きですよ。

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2017年02月19日

Posted by ブクログ

年々保坂さんの小説は変化していき、どんどん読みづらくなってきている。しかし、それでも読みたい何かがある。

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2016年12月28日

Posted by ブクログ

独特な文章なので、慣れるのに少し時間がかかった。最後まで読み通せないかと思ったけれど、最後までたどり着いた。

保坂さんの思うあるべき小説の姿があるのだろう。いつも保坂さんの小説を読む度に小島信夫さんの本を読んでみたいと思いつつ、まだ読んでいない。

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2023年04月17日

Posted by ブクログ

キースリチャーズに関する短編集でも言及されていたように、ステレオタイプな小説のフォーマットから逸脱して自由になっていく感じ。時系列もわかりにくいというかもはや気にしなくて良い感じもするし、話の焦点がどんどん横滑りしていって後から読み返して話の筋を把握したところでだからなんなんだ、という状態。なんなんだ、動きはないのにやたらの疾走感。

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2017年08月15日

Posted by ブクログ

好き嫌いが分かれまくるだろうなあ!
読み難いったらありゃあしない(笑)
のに!つるつるとするすると読み進めてしまう謎の一冊でした。相変わらず何も、驚くような出来事は怒らない、急に思考が始まり、テーマから逸れたり大回りしながらも何気なく再び主題に戻るという。
この人の頭の中を散策しているのかな、という不思議な1冊。913.6なのか?これは…。

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2017年02月27日

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