【感想・ネタバレ】湯川秀樹歌文集のレビュー

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Posted by ブクログ 2022年02月23日

歌文集とあるように、湯川秀樹の短歌(本人は、「和歌」と呼んでいた)とエッセイを収録した1冊。老子、荘子、源氏物語など古典への深い造詣や内省的な人柄が窺える。

収録されている歌集『深山木』は京大退官記念の私家版で、文庫として手軽に読めるようになったのは、うれしい。外出先でのものが多いが、原爆投下を詠...続きを読むんだ一首が、物理学者・湯川の作品であるだけに、印象的であった。

この星に人絶えはてし後の世の永夜清宵何の所為ぞや

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Posted by ブクログ 2020年04月02日

湯川秀樹さんの「混沌と煩悩」。物理学の天才は、研究の成果が実るまでに、こんなにも多くの、一見、無関係に見えることへ興味と関心があったのだと思う。短歌についての考え方、言語に関する繊細な捉え方、とてもとてもおもしろかった。

「一日生きることは、一歩進むことでありたい」

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