【感想・ネタバレ】興亡の世界史 通商国家カルタゴのレビュー

あらすじ

紀元前二千年紀、経済力と技術力を武器に、東地中海沿岸部に次々と国際商業都市を建設した、海洋の民フェニキア人。アルファベットの元となった「フェニキア文字」で知られる彼らは、オリエントの諸大国に脅かされながらもしたたかに生き抜き、北アフリカにカルタゴを建国、地中海の覇者となる。最後の敵・ローマとの三次に及ぶポエニ戦争、ハンニバルの活躍、スキピオ軍の破壊の末に滅亡した帝国カルタゴは、何を歴史に残したか。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろ。ポエニ戦争は入り込みやすくおもしろかった。

“「よくもシチリア へ渡ってくるなどということをやってのけたものだ、もし我々との友好関係が維持できなければ ローマ人はもはや海に手を浸して洗うことすらできなくなるぞ」
というのが、ディオドロスの伝えるカルタゴの使節の脅し文句である。
「海の問題で師匠ぶるのはやめたほうがいい。我々ロー マ人はこれまでも陸戦において師匠面をしたエトルスキ、ギリシア人をことごとく弟子として追い抜いて倒してきた。 相手の楯、隊形、攻城兵器をそっくりそのまま採用することによってだ。 今度はカルタゴ人が海戦を教えてくれるというならそうしてみろ。 すぐに弟子が師匠を追い抜くのを見ることになる」”

どっちも強者ムーブやはすぎ。

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2023年07月12日

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