あらすじ
水死体からも「虫の声」は聞こえるのか!?第一発見者は、法医昆虫学者の赤堀涼子本人。東京湾の荒川河口で彼女が見つけた遺体は、虫や動物による損傷が激しく、身元特定は困難を極めた。絞殺後に川に捨てられたものと、解剖医と鑑識は推定。が、赤堀はまったく別の見解を打ち出した。岩楯警部補はじめ、捜査本部は被害者の所持品から、赤堀はウジと微物から、それぞれの捜査が開始された!
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Posted by ブクログ
今回は岩楯警部が大ピンチに
赤堀博士が川の中洲で見つけたおデブのご遺体。
不可解な虫の動き、付着物。
謎が謎を呼び、いくら赤堀博士と岩楯警部が新説を立ててもうまくいかない警察組織の不自由さに読んでいて歯噛みした。
被害者の死因が転ずるのもそうだが、川から来たのか海からきたのか、そもそもの身元がわからず読んでいる時は何が正解なのか岩楯警部と頭を捻った。
禁煙中の岩楯警部に赤堀博士が渡した蟻を乾燥させたもの。蟻が放つ芳香が良いと無駄骨を折った時に2人して吸う姿は思わず笑った。
今回の相棒は一作目に出て来たメモ魔の鰐川さん。コンビネーションを見どころである。
Posted by ブクログ
今回も面白くて一気読み。
それぞれの分野のプロフェッショナルの意地がぶつかり合う展開に胸が熱くなった。
犯人に対しても少し希望の光が残されているラストだった。
Posted by ブクログ
虫は人間がいなくても生きていられるけど人、間は虫がいないと生きていられないにハッとする。たしかにそうだ。今回の赤堀さんは死体の第一発見者。でも通常運転してる。新しい登場人物・堀之内さんもかなり癖がある。九条vs赤堀まで勃発して読んでるこっちもヒヤヒヤ。禁煙のおまじないでアリを吸う岩楯さん、転落事故が岩楯さんを愛おしく見つめる鰐川さん...面白すぎる
Posted by ブクログ
2020/2/8
いやもうこのシリーズ最高。
小説読んで声出して笑うとかあんまりないけど、この本では何回もあったもん。
岩楯刑事が乾燥アリ吸ってるのが面白すぎる。
それを横で見ているワニくんのリアクションも。
そういえば今回ワニくんリターンです。
それ以外でも頻繁にニヤニヤしてたから、普段しないマスクをしている時期でよかったです。
赤堀さん最高やね。大好き。
岩楯刑事の言うことはいちいち核心を突いてくるんだわ。
もう中毒。
ずっと読んでたいぐらいなので結構分厚いのがありがたいです。
Posted by ブクログ
頁を開くと「夏からの知らせ」の文字があり、いま読むのにピッタリだと思ったら、舞台は北風吹く時期じゃあないですか。まぁ、夏にウジを見るよりは良さそうだけど、毎度想像すると耐えがたいシーンの連続なのがこのシリーズ。そこを我慢して読む価値はじゅうぶんにあります。
本作では昆虫のみならずシャコについても詳しくなれそう。見目麗しいとは言えないシャコが性格も獰猛ならば、もう食べる気がしない(泣)。
赤堀女史には惚れざるを得ません。岩楯刑事とのロマンスは今後も要らないけれど、鰐川刑事の懐きぶりはちょっとカワイイかも。
いちばん悪事に絡んでいてほしくなかった人の関わりはかなりショックでした。漁師の実情が垣間見える。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。今作は岩楯警部補の相棒として、1作目に出てきた甘党のメモ魔、鰐川刑事が再登場。他にも濃いキャラが多かったという印象だ。個人的には九条先生のその後が気になる。
このシリーズは昆虫学を取り入れた捜査の過程が面白く、登場人物のキャラも良くて好きなんだけど、終盤に「大ピンチ→助かった~!」みたいな展開になるのが続いていて、ちょっとワンパターンかなと思う。たまにはしっとり終わっても良いと思うけどな。
Posted by ブクログ
赤堀先生、とうとう海にまで進出しちゃいましたか。当然のことながら海にも虫はいますもんね。今回は虫の印象よりもなぜか刺青の捜査の印象の方が強かったです。なんだかね…いつも思うのが、弱い者を散々利用して悪いことばっかりしてる人が殺されたときその人は被害者になって、利用されて痛め付けられてた人が犯罪者になってしまって刑に服さなければいけないわけで、理不尽というかなんというか。人を殺せば罪は罪なんだけど。岩楯さんもワニさんもよくぞご無事でした。