あらすじ
東芝の不正経理、日産自動車の検査不備、神戸製鋼の検査データ改竄……なぜ今、バブル経済を牽引した日本の代表的企業に不祥事が続発しているのか、そして業績が低迷しているのか? 実はその裏には、経団連企業が政権と一体化して既得権を死守していくなか、創造力を失っていった実態が隠されている。390兆円もの企業の内部留保は、いったい誰のためにあるのか? この巨額マネーの向かう先を変えて再び高度成長を!
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Posted by ブクログ
著者のベストセラーシリーズです。アベノミクスを礼賛するのではなく、日本経済の成長を阻害する大企業と政治家のダメなところを徹底的に述べています。この内容を読むと、かつての松下電器やSONYのようなベンチャー企業が生まれにくい状況にしてしまっている、既得権益にずぶずぶにハマっている企業や政治家がいる限り、日本経済の未来はないように思い暗澹たる気持ちになります。政治家の増税思考もどうにかしないと、本当に日本は他国から取り残されてしまいます。
Posted by ブクログ
アベノミクスを肯定していたのは、いただけないが、本書に書いてあった国のダメな経済政策や経団連の無能さはその通りで、いまだに消費増税を訴える自民党は早く消えるべきだと思う。外貨準備金や対外純資産について、財務省はいつも触れない。
Posted by ブクログ
上念司の主張はYouTubeも一緒に見れば、より理解し易い。マクロコントロールは可能であり、脱デフレこそ望ましいとする考え方。その考え方には隙がないようにも思えるが、どうだろうか。正しく日本の置かれた経済状態を理解するには、読むべき一冊。