【感想・ネタバレ】天皇陛下の全仕事のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2019年05月12日

天皇陛下の職務は憲法に定められた国事行為と、公的行為、そしてそれ以外の私的行為って教わった気がしたんだけれど、実際にはようわかってないからとても興味深く読めた。

外国訪問って国事行為だと思っていたけど、よく考えたら憲法のどこにも書いてないから違うんだな。とか、陛下、職務多過ぎ!!とか。休みなさ過ぎ...続きを読む!とか。

そして、皇室が皇室であるために一番大事な宗教儀式は、宗教儀式であるが故に、公式には「その他の私的行為」となり、儀式のための人員は皇室が私的に雇用しているというのも、まあ、そうするしか無いのだろうけれど、本末転倒な感じも。

伝統(明治以前からの伝統と、明治以降の伝統)と政教分離を定めた憲法の間で、この先、皇室はどのように(これまでも形を変えながら存続してきた様に)形を変えて存続していくのだろう。

0

Posted by ブクログ 2017年02月11日

いやあおもしろかった。
陛下はめちゃめちゃお忙しいではないか…。
トリビア的内容もあって興味深く読んだ。

0

Posted by ブクログ 2011年12月15日

天皇陛下が日常どのような公務をされているのかを端的に解説した本。大学で憲法を学習している方などに特におすすめ。天皇は国家機関の「お飾り」などではないということがよく分かります。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年09月20日

陛下がお忙しそうだとは思ってたけど、ほんとにすごい忙しかったー、、、っていうのがよくわかる本です。そのうち、半分以上は「人と会う」のがお仕事。人と会うって、大切なことだったんだなって改めて思いました。ってかすごいファンタジーな世界だなって思いました(汗 知られざる皇室、ファンタジーで偉い人の仕事に興...続きを読む味のある人は必読っす。

0

Posted by ブクログ 2019年04月06日

皇室取材を担当していたジャーナリストの著者が、国事行為、公的行為、その他の行為にわたって、「天皇」がいつ、どこで、どのような仕事をどのくらい行っているのかを具体的に明らかにしている。
天皇陛下が日々どのような仕事をされているのかについて、わかりやすく、かつ、結構詳細に解説されており、あまり知られるこ...続きを読むとのない天皇陛下の日常についての理解が深まった。象徴天皇を戴く日本国民の教養として知っておきたい内容だと感じた。

0

Posted by ブクログ 2016年10月29日

今まで詳しく知らなかった天皇陛下や皇室について、とても分かりやすく丁寧に解説されていて、天皇陛下がより身近な存在として感じられるようになった。

0

Posted by ブクログ 2016年08月21日

著者は、産経新聞の元宮内庁担当記者。
天皇陛下は、去る8月8日に生前退位についてのお言葉を国民に向けて述べられ、その中で、「・・・何年か前のことになりますが、二度の外科手術を受け、加えて高齢による体力の低下を覚えるようになった頃から、これから先、従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、ど...続きを読むのように身を処していくことが、国にとり、国民にとり、また、私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき、考えるようになりました。・・・天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます。」と仰っている。
我々は、日々のニュース報道等の中で、天皇陛下が被災地を訪問されたり、外国の要人の晩餐会を催されたり、様々な公式行事に参加されたりすることを見聞きすることは少なくないものの、天皇陛下の毎日の仕事に想像が及ぶことはあまりない。
本書では、天皇陛下の住まい、皇室の構成に始まり、「天皇陛下の仕事」としての、執務(書類の決裁)、皇室祭祀(宮中祭祀)、儀式(新年祝賀の儀、親授式、親任式、認証官任命式等)、会見と引見、大使らへの鴨場接待、親書・親電、宮中晩餐会、外国訪問、三大行幸啓、各地へのご訪問、園遊会、皇居内での稲作などについて、詳細に取り上げられている。
今般表明された「生前退位」について国民レベルで議論を共有するためには、我々はまず天皇陛下が日々どのような行為をされているのかを知らなくてはならない。
2009年に出版されたものであるが、今まさに読まれるべき一冊と思う。

0

Posted by ブクログ 2014年02月04日

報道だけでは分からない天皇陛下の仕事が、分類別に網羅してあります。
結構ハードな量のお仕事を笑顔でこなされている両陛下に頭が下がる思いです。
報道などで使われていても正確な意味の分からない用語の解説などもあって、興味深かったです。

0

Posted by ブクログ 2014年02月01日

天皇陛下はどんな日常生活を送っているのか?
趣味の研究のために読んだ一冊です。知っているようで知らない天皇陛下の毎日のお仕事が、分かりやすく解説されています。

0

Posted by ブクログ 2013年06月27日

いやー、日本って陛下いないと全く回ってかない国だったんだなーと実感。
もちろん、それは決め事だから、回るように決めちゃえば回るんだけど、少なくとも現時点では法律の公布やら大臣承認とか大使への信任状とか全部陛下のお仕事。
むかーし、習った気もするけど、改めて知って、びっくり。

そして、昔から伝わる宮...続きを読む中祭祀がある一方で、結構最近始まったことも多いことにも驚き。
被災地訪問は昭和天皇は行なっておらず、現在の両陛下が始められた、とかね。
まぁ改めて考えると、天皇制の歴史は長いけど、象徴天皇制はごく最近だからそういうこともあるんだろうな。

なかなか興味深い本でした。

0

Posted by ブクログ 2013年03月18日

社会の最前線にいる人々を凌駕する多忙さを極める天皇陛下の仕事。
その全容を本書は明らかにしてくれます。

現在の憲法では、天皇陛下は「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」とされています。

つまり、天皇陛下の仕事は本来、我々日本国民一人...続きを読むひとりの仕事であると言えます。
その一部を、日本国および統合された日本国民の象徴として陛下が担っておられます。

これらの仕事について知ることは、日本を知る、自分を知ることと同義だと感じます。

例えば、祭祀。
元旦の午前五時半に行われる「四方拝」からはじまり、12月31日に行われる「節折」まで、主要なものだけで年間30をこえる祭祀におでましになります。

祭祀の主宰者、祭祀王として今も国のため、国民のためにお祈りになります。

しかし、もっとも重要でかつ頻繁な祭祀の主宰も、天皇陛下の仕事量全体からすると、僅か5%にすぎません。
この数字からも、天皇陛下のご多忙さがうかがえるかと思います。

同時に、現代における天皇陛下が置かれた立場の難しさも、本書は教えてくれます。

先にあげた、最も重要なしごとである祭祀の主宰は、今の憲法のもとでは公務員が特定宗教活動に関与することが禁じられているため、天皇家の私的な行事として位置付けられています。
祭祀に必要な神職の方々も、公費ではなく天皇陛下の私費(内廷費)で雇用されている現実があります。

常に国民に寄り添い、社会的弱者へ思いを寄せられる両陛下および皇族の方々。

世界に類をみない国柄・国体を有するこの国にふさわしい実践のヒントがちりばめられている。
そんな一冊です。

0

Posted by ブクログ 2012年11月16日

元宮内記者が書いたとあって、詳細なデーターも含めた天皇陛下の仕事が語られていて興味深かった。
かなり記録に近いので、多少面白みにかけるけれど、天皇陛下と皇室について理解をするのに良かったと思う。
出来れば宮中祭祀について、もっと深く知りたかった!

0

Posted by ブクログ 2012年07月01日

お忙しいと拝察される陛下のお仕事に興味があり、読んだ本。

ホントにお忙しいのですね!

勤勉の鏡のようなお姿に圧倒されます。
ご高齢や体調を考えると
少しは息抜きやゆっくりのお休みもあるといいなぁ。

著者も調べるのが大変だったろうな。

0

Posted by ブクログ 2014年01月26日

天皇皇后両陛下の仕事について、皇室が代々執り行なう伝統行事から、近年になってからの公式行事、海外の要人との付き合い、プライベートな行事などに分類して、詳しく説明している。今上天皇が、象徴としての天皇にふさわしい国民との接し方を模索してきた点について、暖かい目線で述べられているところが印象的。

0

Posted by ブクログ 2010年11月23日

[ 内容 ]
天皇陛下はどんな日常生活を送っているのか?
国事行為、晩餐会から宮中祭祀、稲作まで。
知っているようで知らない、天皇陛下の毎日の仕事を、元宮内記者がやさしく解説。

[ 目次 ]
信任状捧呈式
天皇の住まい
皇室の構成
「天皇の仕事」の内訳―どのような仕事をどのように
「公的行為」とは...続きを読む何か
執務―書類の決裁
皇室祭祀(宮中祭祀)はどのように行われるか
皇居・宮殿での儀式・行事
国際親善の仕事
宮中晩餐会
外国訪問
地方訪問
福祉施設訪問と被災地のお見舞い
追悼と慰霊の旅
国会開会式と戦没者追悼式
拝謁と会釈
さまざまな儀式・行事
式典出席や文化の振興
進講と内奏
伝統文化の継承
展覧会、コンサート、スポーツ観戦
静養と研究
スケジュールはどのように決まるのか

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

0

Posted by ブクログ 2010年08月26日

天皇陛下のお仕事を事細かな説明した本。文章が淡々とし過ぎていて新書的な面白みに欠けますけど、その分内容はギッシリ。なかなか人に聞いても教えてもらえない事、ニュースでは省かれている部分について沢山学べます。読んでいて発見、静かな驚きの連続でした。少し読むのに時間が掛かりますが、内容としては良書という呼...続きを読むび方がピッタリな本です。

0

Posted by ブクログ 2010年08月16日

非常にわかりやすく事実を教えてくれる良本だった。


天皇がしている仕事内容を丁寧に教えてくれる。
いかに自分がモノゴトを知らなかったかを教えてくれる。

この本を読んで感じたことは、「憲法に書かれている言葉の重さ」である。
日本国憲法 第1章 第1条
「天皇は、日本国の象徴であり日本国民...続きを読む統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」
この言葉の重さをすごく感じた。
特に【象徴】という言葉。
簡単に「天皇は象徴なんだ~」と言えるほど軽い言葉ではない。

国事行為、公的行為、その他の行為すべてに凡人が考えられもしない程深い意味を持っている。

仕事内容から「天皇」という存在に対して、日本国が込めたすさまじい思いを感じた。
一日本国民として、この存在を永久的に残していきたいと感じた。

0

Posted by ブクログ 2009年10月04日

天皇がいかに多忙で、自分の時間が少ないかを再確認。生まれた時から「それが当然」という環境で育っていなかったら、とても耐えられないだろう。

0

Posted by ブクログ 2022年09月19日

面白かった。改めて、皇室の皆さまに頭が下がる。
今回の、エリザベス女王の国葬参加に、日程調整とか言ってて、行きゃあいいじゃん、と思っていたのだが、陛下のスケジュールの調整の激ムズを知って反省。

どこかの、なんか偉そうな奴が、某国の独裁者がもうちょっと若い時に日本に来た時に、無理やり接見をセットした...続きを読むことの畏多さと無茶苦茶さを改めて実感した。

宮内庁のHPを覗いてみようと思う。

0

Posted by ブクログ 2016年10月16日

今上天皇のビデオメッセージを機に天皇の生前退位の問題が論じられつつあるが、なぜ本書が話題にならないのだろう。たしかに、出版されたのは7年前の平成21年であり、著者が皇室担当の記者をしていたのは、その更に前であるが、全容があまり知られていない天皇の仕事を知るには絶好の一冊ではなかろうか。
本書は、事実...続きを読むを細大漏らさず記載しようとしており、やや詳細に過ぎる気はするが、公務である国事行為と公的行為、そして、私的行為といいつつ公的な性格を帯びたものまで、天皇の行為・行動・行事を丹念に拾い上げている。その分類も分かりやすい。こうして見ると、高齢の天皇が単独で担うのは厳しい気がしてくる。いずれにせよ、日本国の象徴という特異な責務を負う天皇の日常を知ることのできる貴重な一冊であろう。

0

Posted by ブクログ 2014年08月28日

陛下のお仕事の多さに驚く。日本国の象徴として多くの行為をなされていることに感嘆する。庶民にはできない仕事があり,それこそが天皇が現在ある意義なのだろう。存在そのものが有り難く感じる。

0

Posted by ブクログ 2011年12月30日

人知れず(?)祭祀を滞りなく遂行しつつ、民の安永を祈念する陛下。
多くの人に会い、またその前に必ず会う人の人となりを知るために準備する陛下。
毎日膨大な仕事量をこなし、それでいて朗らかで人徳者として崇められるよう勤めなければならない。

大変だなぁ。。。と思う。

普通の人なら接点は無いけれど、知る...続きを読むことの出来ないところに興味をもたれた方には一読をお勧め。

0

Posted by ブクログ 2011年01月23日

 産経新聞記者が宮内庁記者クラブでの経験に基づいて、天皇の「仕事」について詳細に紹介した本。
 憲法に定められた国事行為から私的な祭祀に至るまで、その背景と詳細が述べられていて分かりやすい。予算についても、行為の性格によって分類が異なるなど、これまで知らなかったことも書かれていた。
 象徴とされてい...続きを読むるにもかかわらず、あまりこうした情報が国民に伝わってはいないのではないか?
 

0

Posted by ブクログ 2010年11月03日

天皇陛下は、日本古来の宗教のシャーマンとして、いまでも神秘的な行事に深くかかわっているのだろうか? と疑問に思ったのがきっかけで、この本を手に取った。ひととおり読んでみて、想像以上の激務にびっくり。また、やはり神事にもたずさわっているご様子。というか天皇家にとって非常に重大な行事らしいので、そこのあ...続きを読むたりをもう少しくわしく知りたいと思った。とりあえず知りたいことがわかったので満足。

0

Posted by ブクログ 2009年11月13日

 今までの天皇感がすっかり変わった。皇居の奥深くで祭祀に明け暮れているのかと思っていたら、何と仕事の多いことよ。「私的行為」なんかテニスくらい。「代休」も取れずに人と会いまくる。行幸啓に警察庁長官まで同行して、往復の飛行機にはその航空会社の社長が同乗していたとは。
 ただ、文章は冗長ぎみ。「衆・参両...続きを読む院議長、最高裁判所長官、内閣総理大臣」という言い方が何十回も出てくるが、「三権の長」とまとめて言ってしまえば、350ページ超という新書としては大部にならずに済んだのでは。

0

Posted by ブクログ 2009年10月04日

以外に知らない皇室の日々の仕事や生活を、皇室担当をしていた記者が書いた本。

天皇陛下は毎日仕事が忙しそう。
拝謁とか会釈(非公式に会うこと)とか何分人が多いからひっきりなしに行われるらしい・・・
象徴とはいえ公的な仕事だから下手な事は言えないし、気疲れする仕事だ

尤も、生まれた時から皇室で育てら...続きを読むれたら公的な生活にも慣れるんだろうか?
しかしなぁ、静養にも自由に行けないっていうのはなぁ・・・
いくら税金から拠出されているとは言え、彼らには他にお金を稼ぐ手段が無い訳だから一般的な楽しみぐらい目くじらを立てる事も無いんじゃないか、と思う訳です。

日本の現代社会で、仕事を選べないっていう事実が存在するんだなぁ・・・

0

Posted by ブクログ 2009年10月07日

授業のネタに読んでみた。外国の要人が迎賓館を使えるのはどんな時?とか、疑問に思っていたことが色々解決。

0

「ノンフィクション」ランキング