【感想・ネタバレ】お父さんと伊藤さんのレビュー

あらすじ

34歳のフリーター・彩はバツイチの54歳・伊藤さんと同棲している。ある日、彩のもとに兄から「お父さんを引き取ってくれないか」との依頼が。彩は申し出を拒むが、74歳の父は身の回りの荷物を持って、部屋にやってきてしまった。父は「この家に住む」と譲らない。その日から六畳と四畳半のボロアパートでぎこちない共同生活が始まった。誰にでも起こりうる家族問題を、笑いと緊張の絶妙なタッチで描く傑作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

映像化されたキャスティングの表紙を見たので、読みながら頭の中で映像が浮かぶ感じでスラスラ読めた。彩のお父さんに対する思いが複雑だけれど共感できた。柿の木や田舎の家が燃えてしまう場面は切なくなった。親子のギスギスした関係に伊藤さんがいい具合に入ってくるのは微笑ましい。20歳差の娘の彼氏というと微妙な想いになるだろうけど人柄は申し分ないのではないか。ラストはお父さんが自分の将来に悲観するでもない決着をつけるけどなんだかやっぱり寂しい。

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2022年06月22日

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