あらすじ
小学校で落ちこぼれだった薫少年は、法学部に入学するが、物理学の面白さに目覚め、物理学科へ学士入学。そこで盟友・茂木健一郎と出会う。ところが二人とも大学院の試験に失敗し、それぞれの道を歩み始めることに…。一芸に秀でるのではなく多芸であったからこそ、いまの自分たちがある。彼らの発想の原点を赤裸々に語り明かす。凸凹コンビの人生指南。さあ、今日から「思考のレッスン」をはじめよう!
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Posted by ブクログ
サイエンスライター竹内薫によるルネッサンス人のすすめ的な4章に加え、竹内と茂木健一郎との対談2コマ。
最終的には、世間の常識や価値観を知りつつも、それに流されることなく自分の基準をもって興味の持てることに邁進すればよいという合意が踏まえられているのだが、竹内のいう「境界人」(ルネッサンス期の人々のように様々なものに興味を抱いて生きるクロスオーバー型の人間)も、自覚の仕方によってはメインストリームを流される人と変わりがないといった茂木による主張の反転の対談がセットになって、深みが与えられているように感じた。
ニュースはくだらない、繰り返し読み返す愛読書をもつなどが個人的にツボにきた。
16-182
Posted by ブクログ
既存の分類や「カテゴリー」によって、自らを無理に定義しようとするよりも、興味を持ってやりたいことを自由にやっていけばいいのだ。という主張。
見方によっては、エスタブリッシュメントから弾き出されて、小才を頼みにマスコミ系で売名している二人のパンフレットと言えそうだが・・。