【感想・ネタバレ】三年坂 火の夢のレビュー

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Posted by ブクログ

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本作を手に取ったのは第52回江戸川乱歩賞を取った作品であるからで「名の知れた賞を取ったことが作品なら面白いだろう」と思い購入した。結果としてはある意味期待はしていてその予想を超えた面白さだったと思う。全くタイプの違う2人の主人公を軸に話が進み「三年坂」というキーワードだけが共通して話が進んでいく。その謎が最後に2つの話が一致しながらエピローグに向かっていく構成は大変面白いものだった。

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2015年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

三年坂 火の夢/早瀬乱:第52回大賞受賞。2006年。士族なのに貧乏。明治の雰囲気がすごく出ている。
将来を期待された長男は、志通り帝大生になったが、中退して故郷で死す。 三年坂で転ぶと三年以内に死ぬ。
貧乏を常に意識し、母祖母に助けられ東京に出て、一高をめざす次男。長男の死や見たことない父を調査する。受からなかったけど、浪人後に帝大生にはなったみたい。
雰囲気はステキ。読み進めた。明治にそんな大火があったんだ、とか、東京は確かに坂多いわ、とか。知識の泉。
ちなみに、この年にW受賞したのは、優秀作品が多かったわけでなく、佳作が多く、甲乙つけがたかったためのよう。

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2019年02月10日

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