あらすじ
写真と映像の世界的殿堂・東京都写真美術館が何を血迷ったかカレー沢薫『クレムリン』を広報誌別冊に起用。展覧会の裏側、学芸員ほかスタッフの奮闘など、カレー沢が綿密な取材に基づいて面白おかしく描くほぼ実録ルポ漫画。アートファンはもちろんのこと、 ご家族揃って楽しめる社会科漫画の決定版だニャ!
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Posted by ブクログ
美術館の月刊広報誌の中で唯一無二の個性を放つ「ニァイズ」。東京都写真美術館(写美)とカレー沢薫の名作猫漫画「クレムリン」が強力なタッグを組んだフリーペーパーで、本作はそれらを単行本化したもの。広報誌というと堅い感じだが、そのイメージは見事なまでに裏切られる。「クレムリン」のキャラクターにより、毎回写美のあれこれが紹介されるのだが、暴露本を読んでいるようなスリリングさもありニヤリとしてしまう。写美は残念ながらリニューアルのため休館中。しかし「ニァイズ」のペーパーは深く静かに発行され続けており、美術館復活の時を待っている。他館や書店などで見かけたら、家まで連れて帰ってほしい。(kuu)