【感想・ネタバレ】ドストエフスキーのレビュー

あらすじ

同じ言葉でも誰がどんな状況で語るかで、その意味は異なり、ときに正反対に受け取れる。このラズノグラーシエ=異和こそがドストエフスーを読む鍵となる。登場人物は対話の中で絶えず異和と不協和に晒され、そのダイナミズムが読む者を強烈に惹きつけるのだ。批評家バフチンを起点に、しかし著者単独で小説内部に分け入り、文学的核心を精緻に照射する。ドストエフスキー論史の転換点を成す衝撃的論考。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

かなり細かくいろんな視点から書かれていて読みごたえはすごい。
同意できる部分やなるほどと思えるところも多かったけどウーンそうかぁ?という部分もあった。

カラマーゾフの兄弟におけるスメルジャコフとアリョーシャとイワンについてはとても面白く読めた。
スメルジャコフはとにかくイワンと兄弟として繋がっていたかったんだなぁ…って。
イワンの、近い人は『いやな臭い』がするから愛せないという気持ちはわかるかも。
愛したいけどどうしても愛せないってのはそれはそれで苦しいし、周りも苦しいんだよなぁ。

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2021年10月13日

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