あらすじ
STAP騒動の真相、生命科学界の内幕、業火に焼かれる人間の内面を綴った衝撃の手記。1研究者への夢 2ボストンのポプラ並木 3スフェア細胞 4アニマル カルス 5思いとかけ離れていく研究 6論文著者間の衝突 7想像をはるかに超える反響8ハシゴは外された 9私の心は正しくなかったのか 10メディアスクラム 11論文撤回 12仕組まれたES細胞混入ストーリー 13業火etc.
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Posted by ブクログ
『STAP細胞はあります』
と言った理由が書いてあった。
事件当時は、不正して研究成果をでっち上げたのかなと思ってたけど、この本に書いてある事が真実なら全然違うんだなと思った
また、たとえ不正があったとしても1人の人間を追い込む姿勢は社会として如何なものかと思った
研究内容など、新発見ならその分野の専門家でもちゃんと分からないんじゃないかなと思う
それを、外部から粗探しをして潰しされたという主張もある程度納得出来た
論文に間違いはあったんだろうけど、論文発表時は筆頭著者を取り合ったけど、取り下げの時は小保方さんに責任を擦りつけ、理研は出稿料まで請求するとは酷いなと思った。理研の様な組織が、本当にそんな運営なのかと疑問に思ったが、これも外部からではわからないなと思った。
山梨大の若山教授や毎日新聞の須田桃子記者についてなかなか悪く書かれているが、調べたらその方達は今なお活躍されてるようで、悪事がバレてないのか、本書の記述に認識違い等があるのかどっちなのだろう
Posted by ブクログ
何が本当なのかわからないけど生徒を育成できなかった先生の問題はよく見えた。それ以外にも若山先生、NHK、理研、須田記などみんなクソすぎて読むのが辛い。
Posted by ブクログ
とりあえずおぼちゃんは、権威のある2人の先生の間の板挟みになって(特に若山先生が悪者)今回の事件の被害者になったことがわかった。ゲルの切り貼りや実験ノートの件など、ネイチャー出す研究者がそんなことせんやろ〜と思ってたけど、やはりメディア側のとり上げ方が問題だった。
当時流行った「リケジョ」ワードも、女性研究者をフォーカスしたいメディア側の目論みがあったと思う。上げて落とすのはメディア側も美味しいんだろうなあ。
もちろん、おぼちゃんの言われるがままに流される感じや、研究者としての自覚が足りない故に起きたミスは許されないことかもしれないけど、あそこまでメディアに叩かれる必要はないと思った。
当時のマスメディア(今もそうかもしれないけど)によるおぼちゃんの叩きっぷりは見ていて酷いものがあったし、本人が受けた精神的ダメージは計り知れない。その点ではおぼちゃんは被害者だと思う。