あらすじ
東日本大震災の爪痕が生々しく残る東北地方の小学校に、神戸から赴任した応援教師・小野寺徹平。かつて阪神・淡路大震災を経験した彼は、心に傷を負った子どもたち、父兄たちとの"本音の交流"を通して、被災地が抱える問題と向き合っていく。「ハゲタカ」シリーズの真山仁が挑んだ、渾身の震災文学。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
テンポよく読めたけど、そこまで泣けるってほどでもないな。
被災しなかったからなのかな。
主人公のキャラにちょっと引き気味。
子どもたちや周りの人々はとても良いと思う。
続編もあるのか・・・
Posted by ブクログ
やられた。
職場や電車の中で読んでいる最中、涙が出て困った。
阪神大震災で妻と娘を亡くした小学校教諭が、神戸で上司とぶつかった歳、大先輩から勧められて被災直後の東北への派遣を申し出る。
被災地では、大人だけでなく子どもも様々なことに耐えていた。子どもをストレスから解放するため、「わがんね新聞」の発行を仕掛けるなど、破天荒ぶりを発揮。
神戸で被災した際の児童に「養女にならんか」と言っていた話が痛い。彼女はアフリカへ行ってしまったが、この後、どうなるのだろう。
Posted by ブクログ
小野寺徹平
神戸から遠間市立第一小学校に応援に来た先生。六年二組の担任。妻、娘を阪神大震災で亡くした。
遠藤悟朗
わんぱくそうな児童。妹のぜんそくがひどい。父は農協職員、母は市役所職員。
大谷幸夫
小柄な生徒。
松井奈緒美
長身で大人びた雰囲気の児童。父は漁師で、津波で家と船を失って避難所暮らしを続けている。副委員長。
千葉哲
学級委員長。
三輪明菜
三浦
被災死した元の担任。
友田太郎
震災でケガをしたせいて丸刈りになった。
田丸
地元で写真店をやっている。
冨田和代
六年一組の担任。
田窪洋一
六年一組の児童。
保科圭子
一組の児童。不登校。
福島智史
震災が原因で転校してきた児童。父親は東京電力福島第一原子力発電所に勤務している。
亜紀
福島の妹。二年一組。
三木まどか
教員になって三年目。以前は遠間南小学校に勤めていた。
滝野敏也
フリージャーナリスト。
糸井沙也加
遠間南小学校で被災した亡くなった五年生。
伊藤
教務主任のベテラン教諭。亡くなった遠間南小学校校長の夫人。
吾妻
遠間南小学校教頭。
相原さつき
災害ボランティア。小野寺が九五年に被災したときに担任を務めた五年三組の学級委員長。
あんちゃん
中井俊。地元で結成された被災者支援団体「地元の御用聞き」のリーダー。
畑野康司
阪神深江駅前で居酒屋を営む。小野寺が一九九四年度に担任した。
水口義光
小野寺が一九九四年度に担任した。東大から国土交通省入省というクラス一のエリート。
橋本健太
小野寺が一九九四年度に担任した。トラック運転手。
翔平
奈々
桃子
震災で亡くなった児童。
玉恵
小野寺が一九九四年度に担任した。神戸市内の小学校で教鞭を執っている。
時田直之
小野寺が一九九四年度に担任した。教師。
奥本咲子
小野寺が一九九四年度に担任した。アパレルに勤める。
工藤雄輔
小野寺が一九九四年度に担任した。清酒会社に勤めている。
敬子
小野寺の妻。
恵美
小野寺の娘。
森永
元深江小学校校長。
田中珠里
六年三組。津波で母を亡くした。