あらすじ
日本男児の理想の臀部を求めて三大裸祭りへ! 高速夜行バスで東京―鹿児島往復40時間0泊3日の旅! 酉年に鶏を食いに鳥取へ! 意味なし意義なし目的なし、起承なければ転結もなし。日本全国を呑々経巡(へめぐ)る愚行三昧の阿呆旅。34歳にして隠居宣言した著者の爆笑珍体験イラストエッセイ三部作、第2弾。
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Posted by ブクログ
杉浦日向子の呑々草子を読みました。
東京イワシ頭に続く、杉浦日向子と編集者ポワール(略してポ)が体当たりで敢行する日本各地をめぐる体験記でした。
意味なし意義なし目的なし、起承なければ転結もなし、という面白旅行記なのでした。
杉浦日向子のエッセイとイラストそしてポのイラストが旅の楽しみを感じさせます。
さらに呑々(のんのん)の字のとおり、各地の銘酒が紹介されています。
konnokは酒は弱いので実体験はできませんが、呑兵衛の女性のエッセイは大好きなのでおもしろく読みました。
Posted by ブクログ
『東京イワシ頭』に続くシリーズ第2弾。
これに『入浴の女王』を加えて、シリーズ3部作となりました。
楽しい、ほんと、楽しめる体験話。
気が向くままの、のんびり旅行、体験。
ポアール嬢との会話もなんかいい。
杉浦日向子さんが、あんまりにも活き活きとしているのでうれしくなってきます。
同行のポ嬢は、今頃何しているんでしょう。
講談社の編集者でいることを祈ります。
できたら、杉浦さんとのこと、何かに書いていてくれるとうれしいんですが。
杉浦日向子さん、ほんと素敵な作家さんだったと思います。
でも、ほんとに、杉浦さんもポ嬢もよく呑むねえ~。
感心です。
Posted by ブクログ
「呑々は、雑文中の雑文を目指すもので、起承もなければ転結もなし。いつでも単なる思い付き。ちっちゃなネタで、たっぷり無駄口」という日向子の言葉通り、軽妙そのものの珍道中体験記です。
> わしのてのひらの生命線は、生まれつき、とても短い。
> 左右とも、てのひらの真ん中のくぼみ辺りで、すっと消えてなくなる。
> おまけに、テの形のシワは、三本みな薄くて鎖状だ。
> 家族や友人のシワは、誰のを見ても、クッキリ筋の通った
> 長いシワを刻んでいる。
>
> たかが、手のシワ。
これを書いた当時すでに、骨髄移植以外にない疾患を患っていることを本人は知っていました。
そんなことを思いながら読むとまた、違った味わいがある本です。
それにしても、文庫本の表紙はなんだよー。
内容と全然関係ないではないか。
人目を引けばよいのか(ということで-1点)。 ><
Posted by ブクログ
ぶらりと編集の方と二人旅
(都内のホテルプールに繰り出したりと旅というには語弊があるかも)
生命線の短さについて触れている回があり
両親の手相を確かめたくなってしまった
ちょっと独特の言い回しでスラスラ読めなかったのだけれど 毎回こんな風に生きられたらいいなぁと
羨ましくもあり
自分は余暇を今後どんなことしていこうか考える
SNSがあり 今は逆に隙間時間や色々と考える時間が減ったなぁ。。
巣鴨の有り難いお守り?が十枚で何百円というエピソードも笑ってしまった
最近核家族化だけれど 祖父母が日々どんな楽しみをしていて どこに出かけているのか
どんなお店が行きつけなのか 人生の先輩として 知りたかったなぁ。。
旅行も 食事も 「この人との会話が楽しいから 楽しめる」というのがこの年になると実感あり
深夜特急の個室で夜語らうのが夢である 客船でもいいなぁ
温泉宿に連泊して 2日目朝はいらないから 夜ふかしして思いっきり昼まで寝ていたい。。